VISITED – カクタス キキ – by NDEMN

26th May 2017 by

心底ハマっているカクタスカルチャー。

 

以前コピアポアさんに伺った時のブログ、想像以上に反響があって嬉しかったです。

「サボテン」なんてこっち界隈からしたら未知どころか興味を持つ事すらチャンスはないだろうし、ましてや観葉植物を扱っているような所や花屋さんじゃ到底見る事も難しいものばかりのディープなものをいきなり叩きこんでみましたが、そこはさすがDIGGIN’マインドのシーン。

なんか引っかかってくれた人たちもいたようで、ありがたい限り。

 

というワケで今回は先日行ってきた信州の、お世話になっているここも俺がとても好きなスポットを紹介したいと思います。

 

園芸的な高いこだわりと「日本的サボテン道」を掲げるカクタス キキさん。

オーナーの林さんはとても優しく丁寧な方ですが、こと栽培に関して自らの信念とスタイルを持ったハードコアさを感じます。

 

花屋さんやホームセンター等普通の生活の中で出会えるものは「サボテン」といった感じですが、俺が惚れ込んでるのは「CACTUS」。

サボテン栽培においてオーバーとアンダーのようなシーンの違いがあって、いわゆるサボテンは「育てる」といった感じですが、カクタスは「作る」と言います。

これには驚いたんですが、栽培の仕方と人によって姿形や雰囲気が変わるんです。

上級者、名人と呼ばれる人のものはどの品種でもその人のだと分かるんです。そして当然価値も高くなる。名人作のものはまったく同じ品種でもその容姿や血筋で数千から場合によっては数万円の違いを生み出すまでになるんです。

 

そこは数年または数十年かけて作り上げたものが、たった一回の水やりや、時には温室の扉をたった数十分締め切ったままでいただけでダメにしてしまうほどの世界です。

 

愛好家の作りの上手い下手はそのままシーンでのその人の評価になります。当然下手ならナメられます。

その辺りHIP HOPさながら、ある一定以上の世界はシビア、やるかやられるか的なヒリつく感じも魅力です。

 

日本には何ヵ所か名産地があるんですがその一つであり聖地と呼ばれる長野に位置するカクタスキキさん。

業者さんには二つのタイプがあり、主にバイイングと管理型と、自家産で作りながらバイイングもする型がありますが、林さんは後者。

有名な会で賞を取ったり、ある品種の特定の姿をしたものの作出家でもあり、その作りには定評があり豪壮ながら品のある姿に仕上げる技術と妥協のない情熱は素直に凄いなと思わされる説得力があります。

 

自ら交配して種から数年育てた実生のものも販売されており、通販での対応は今まで色々な所と取引させてもらいましたが、林さんは特別丁寧でその愛情とプライドがうかがえる対応をしてくれます。

販売ページに書いている一言二言があるものは要注目。

完成球を買うだけではなく、手頃で素質のありそうなもの、「育てる事により得られる楽しみ」を分けてもらえる貴重な場所でもあります。

 

個人的にたくさんの人に知ってほしい場所。

そのごく一部を紹介します。

 

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林さんは特にEchinocactus horizonthalonius / 太平丸と呼ばれる種がものすごいです。

が、どんなカクタスもきれいに作られているのが本当にすごく、まったく興味のなかったものでも林さんの手元にあるものを見ると、意識を変えられたりします。

 

初心者はわからない事だらけで、色々質問したり、値段も手頃な小さいものは特徴が出てないのでよく分からなかったりするんですが、林さんの笑顔と共に言われる「騙されてみてください」はなぜか気持ちよくすっと入ってきて、気づくとそれは自分の温室にいたりします。

 

後にそれは、笑顔の裏にある確かな自信と自身のプライドに裏打ちされたものだと分かるようになりました。

 

長年の付き合いというには程遠いですが、ケチな事はしない方だとひしひしと感じます。

林さんに「騙されてみる」人と「騙されてみたい」人が増えるとうれしいですね。

 

 

もちろん、俺はもうそのうちの一人です。

 

 

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