3:58の真実
30th Nov 2016 by A-KILLA
どうも、またもやお久しぶりのファボラスです。
季節もすっかり冬めいて朝晩の冷え込みに死にそうになっている末端冷え性の横浜のファボラスです。
今日はそんな寒い季節に心暖まるお話を。
NDEMNのブログでも何度か特集されていますが、先日香港へ出張に行ってまいりました。
初のアジア圏だったので毎日が刺激的でしたが、今回の旅で出会った大物Aがいたんです。
いわゆる本物のビリオネア・ボーイズ
彼との会話の中で聞けた真実
今では誰もが知る名俳優PAUL WALKER
2013年40歳の若さでこの世を去ったPAULと公私共に深い親交のあったのが、僕が香港で出会った大物A。
彼から聞けたPAULの生前の生き様は、いわゆるありがちなアメリカセレブ俳優のイメージとは正反対でした。
一般に皆が想像するハリウッド俳優は、お金持ちでイイモノをたくさん所有していて豪遊してーというところでしょうか。
しかしPAULは違いました。
一言でいえばPAULはマジメで真っすぐな人だったようです。
Aが最初にPAULと出会ったのはワイルドスピード1が公開される前の2001年あたりのこと。
彼はPAULが俳優として成功しのし上がっていく姿をかなり近くでずっと見てきたとも言えるでしょう。
しかもAはPAULだけでなくPAULの弟CODY WALKERとも親交があり未だにCODYを支える良き友だとも話してくれました。
「最初はPAULもCODYも見た目も演技もライフスタイルもイケているからさぞかしセレブ感がすごいんだろうと思っていたし、俺もビジネスの場で彼らと出会ったからまさかここまでの仲になるとは思ってもいなかったよ」
とAは語ります。
「彼らと過ごす時間が増えてからまずビックリしたのは彼らの謙虚さだったんだ。ワイルドスピードが大当たりして金も人気も掴んでいるはずなのにPAULはもちろん,
まだ俳優の卵ながら別事業で既に名が知られていたCODYもいい意味で何も変わらなかった。」
PAULより12歳も歳の離れた弟のCODYは元々俳優志望ではなく結婚し救急隊員として働いていました。
その彼の人生を変えたのが兄PAULの突然の死。
末っ子のCODYには兄PAULの存在はかなり大きく、兄に影響され車いじりにも興味をもったりサーフィンをしたりとPAULの生き写しとまで言われるほどそっくりに育っていたようです。
2013年、PAULが交通事故による不運の死を遂げた後に当時まだ撮影の終わっていなかったワイルドスピード7の製作チームから声がかかり俳優としての新しい人生がスタートしました。
PAULとCODYの言動のそっくりさには俳優たちも驚きを隠せないほど。
でもすぐに皆や現場に溶け込み無事に撮影は終了、公開に至ったわけです。
「PAULもCODYも決して自分の生き方を曲げなかったし、こんなに完璧な人がいるのかと思うくらい素晴らしい人だった」
とAは続けます。
「二人とも女遊びもしないしギャンブルもしない、家族を愛しビジネスに真剣に取り組み仲間を大事にする。こんな人達に今まで会ったことがないし自分ですら変えられた部分もあるくらいなんだ。」
そう語ってくれていた時のAの興奮具合を今でもハッキリと覚えています。
「いつも彼らの周りには人が集まっていたし皆を笑顔にしてくれた。彼らと接したいと思わせる内面の力をあの二人は持っていたんだ。
だから俺や彼らと触れ合った仲間達すべてにとって、SEE YOU AGAINはただのいい歌ではなく永遠に語り継がれるPAULへのアンセムなんだよ」
僕もワイルドスピードがきっかけで車を買い本格的に改造し始めたりだったのでこの話を聞くまでは周りとほぼ同じ見方で見ていたので
感動と興奮と尊敬が一気に押し寄せる感覚でした。
そんな真実が込められたPAULへの追悼曲SEE YOU AGAIN
「また会おう、きっと会える」と思わせる素晴らしい俳優への3分58秒に込められた一曲でお別れしたいと思います。
以上、ファボラスでした。
in case u ain’t kno so…