Lafayette produce 翔陵祭 2017 ~S.C.B.L.~ recap
15th Dec 2017 by A-TOY
10月末に開催された“Lafayette produce 翔陵祭 2017 ~S.C.B.L.~”。
2回目という、ある意味期待感と1回目を超えるモノを作らなければというプレッシャーの中、
今回は企画段階から色々な方々に協力をして頂いたおかげで新たなステージへ行けた気がします。
「プロデュース」という言葉では終わらない「何か」を学校に残して、感じてもらいたい。
「Lafayette」 × 「藤沢翔陵高校」
「ストリートブランド」と「学校」
対極にあるモノをいかに近づけるか。
生徒、教員、地元企業、ストリートのパフォーマー、全員参加型の文化祭。
翔陵高校がテーマに掲げる「S.C.B.L.= Shoryo Challenge Based Learning」
学びながらも何かにチャレンジして成長していく生徒達の姿。
このテーマに沿った形で自分達に何が出来るか?
雨天で中庭から体育館へ急遽開催場所を変更しての開催。
長かった1日をコンテンツごとに写真と共に振り返りたいと思います。
まず昨年に引き続き、今回の翔陵祭の主軸になった
“Ballaholic”
“MC MAMUSHI”
彼らがエンターテイメント空間を作り上げる能力は唯一無二。
ストリートバスケの面白さはもちろん、生徒に何かを感じて帰って欲しいという思いを感じました。
自分たちのフィールドへ引き込む力、空間づくり、ドラマティックな演出。
まさにプロの成し得る技。プロ意識を感じさせてもらいました。
“3 on 3 STREETBALL TOURNAMENT & EXHIBITION MATCH” by ballaholic
PLAYER/ballaholic and more
MC/MAMUSHI
DJ/CREW,RUSTY
前回とは違うトーナメントでの開催。
翔陵高校チーム、教員チーム、地元藤沢のチーム、Lafayetteチームなどが参戦。
トーナメントの優勝チームがballaholicとの対戦権を得られる、まさに本気の戦い。
DJは昨年に引き続き、翔陵高校OBのCREWとLafayetteの若頭RUSTYの同級生コンビが盛り上げてくれました。
そして、ballaholicとの対戦権を得た優勝チームは….
なんと「翔陵高校OBチーム」
EXHIBITION MATCHでもballaholic相手に大健闘してました。
“PUSH RAP SING“ in 翔陵祭2017🎤
KEIZOmachine! from HIFANA (DIGITAL PUSHER)
RHYME&B from DINARY DELTA FORCE (Featuring RAPPER)
LEON a.k.a. 獅子(Featuring RAPPER)
今年はHIFANAのKEIZOmacchine!が今旬のラッパーを招いてのフリースタイルするセッション。
今回、選ばれた2人のラッパーは…
高校生RAP選手権で優勝した実力派のLEON a.k.a. 獅子、
地元藤沢が生んだラップスターの一人であるダイナリのRHYME&Bの2人。
圧倒的な人気の2人とKEIZOmachine!のセッションは見ごたえのある内容でした。
盛り上がりも最高潮のなか、OPEN MICに突入。
OPEN MICでは翔陵の現役生徒や卒業生、他校の生徒なども参戦。
途中で昨年の翔陵祭にも出演したTARO SOULの乱入もあって、終始盛り上がってました。
“ARTIST LIVE”
BeeTown(Band Live)
今回の翔陵祭を企画している最中に出会ったシンガー、山本卓司くん率いるバンド”BeeTown”。
彼の歌声に惚れ込んで、彼に出演のオファーをしたところ今回の企画に賛同してくれて、二つ返事でOK。
以前から個人的にタクジくんのファンだったので、念願の翔陵祭出演に個人的にもアガリました。
生バンドスタイルでの名曲”DESPERADO”では卓司くんの「歌の力」で完全に心を揺さぶられました。
一番嬉しかったのが教員の方々が皆さん口をそろえて「感動した」と言ってくれたこと。
高校生にとってもかなり贅沢な内容だったんじゃないかと思います。
“Scratch Show Case”
DJ BUNTA
地元藤沢レぺゼンのDJ BUNTAのSCRATCH SHOW CASE。
MAMUSHIさんの合図でショーケースが始まると同時にDJブースの前に殺到する生徒たち。
JAPAN Championの座を勝ち取ったDJ BUNTAのプレイを生徒達は食い入る様に見ていました。
なかなかDJプレイが間近で見れることもないので貴重な経験になったかと思います。
“DANCE SHOW CASE” by YELLOW BLACK DANCE STUDIO
Dance/KoRo with YELLOW BLACK DANCERS
藤沢が誇るダンススタジオ「YELLOW BLACK」によるダンスショーケース。
講師のKoRoとその生徒によるダンスショーケース、皆が彼らの動きに釘付け。
自分達のダンスパフォーマンスで観客を楽しませる。
限られた時間の中で、単純にみえて難しいことがサラッと出来るのは流石の一言。
ここでサプライズ。
まさかの教員の登場。
教員陣が踊りだす。
ざわつく生徒達。
実は翔陵祭の1ヶ月前から翔陵の教員の方々にダンススタジオに通ってもらいダンスの特訓をしてました。
授業のあと残って閉門ギリギリまで練習して、文化祭前日までに各々が個人練習して、いざ当日。
さっきまでは観客だった教員たちが続々と出てきてランニングマンをバッチリ決めてました。
先生達が楽しそうに踊っている姿をみて、本当にこの企画をやって良かったなと。
Lafayette produce “SILK SCREEN WORK SHOP”
by TURTLE ECHOES INC.
Tシャツを刷るというなかなか普段では出来ない経験。
今回は今季の夏に仕掛けて話題になった「FUJISAWA CITY」を刷れるというスペシャルな内容。
この日だけのスペシャルなTシャツ作りを体験した方は満足して頂けたと思います。
プリントの作業工程を見ながら体験できて、更にはTシャツもゲット出来て、良い経験になったかと思います。
NINJABALLS ~アサラト・リズムワークショップ~
by ジューシー & KEIZOmachine!(from HIFANA) & パチカマン
こちらも普段では経験できない、西アフリカの伝統的打楽器・アサラト作りのワークショップ。
ユーモア溢れるトークと丁寧な指導で家族連れでの参加もあり、終始和やかなムードでした。
HIFANAのお二人とトークしながらの自分だけのアサラト作りは良い思い出になったハズ。
“PIZZA FOOD BOOTH”
by Trattoria Cucina G.G. × SHORYO BOYS
こちらの企画も実は翔陵生に1ヶ月前から「Trattoria Cucina G.G.」に通ってもらって、
オーナーのジョージさんにピザの作り方から焼き方までをイチから教わって、当日披露という企画でした。
真剣な眼差しでジョージさんの講習を受ける生徒の姿をみて、この企画をやって良かったなと思いました。
そして迎えた本番当日。
先生と生徒による手作りのピザ窯は、本格ピザ窯に負けず劣らずのクオリティー。
こちらの窯で翔陵高校の生徒が作った焼きたての美味しいPIZZAをご提供。
文化祭1日目で2日分用意していた生地が無くなるほどの大盛況っぷり。
“LIVE PAINTING”
by Tadaomi Shibuya
昨年のNOVOLさんの絵に引き続き、今年は澁谷忠臣さんのライブペインティング。
まず2年連続でビッグアーティストが学校の壁に絵を描きに来るなんて、夢のまた夢。
その絵が学校の壁に永遠と残ることがどんだけ凄いことなのか。
今年もまた一つ世界レベルの絵が翔陵高校の壁に刻まれました。
またまた、藤沢に新名所が誕生しました。
今回の澁谷さんの絵は校章のデザインをモチーフに、羽と炎をイメージ。
生徒が情熱を持って未来にはばたいて欲しいという思い。
また、実際に活躍されている生徒をモチーフにすることで、自分達の学校に誇りをもってもらう。
生徒たちに何か励みになってもらえたらという思いで描いてもらいました。
翔陵高校の生徒さんは毎日この西門を通り澁谷忠臣さんが描いた絵の横を通ります。
校門を通る度に毎日文化祭の事を思い出してくれたら嬉しいです。
ALL photo by
kazuki murata
https://www.instagram.com/kazuki_photo/
YOTA KOYANAGI
https://www.instagram.com/a_toy/
企画段階から色々と一緒に動いていただいた矢ノ倉先生、玄番さん、CREWお疲れ様でした。
今年は翔陵高校の生徒、教員達、地元の企業を良い意味で巻き込めた文化祭になったと思います。
学校では教えてくれないコト、何かに興味を持つコト、将来やりたいコト。
「見て」「聴いて」「体感して」
何かに興味を持っていただけたら、それでとりあえずはOK。
そこから自分のこれからの人生にどう活かしていくかは自分次第。
あくまでストリート目線ですが、少しでも教育という面でお役に立てたのではないかと思っております。
ご協力いただいたアーティスト、パフォーマー、スタッフの方々、ありがとうございます。
今回の「翔陵祭」、ストリートに新たな革命を起こせたんじゃないかなと思ってます。
A-TOY