VISITED – copiapoa – by NDEMN

7th Apr 2017 by

インスタを見てくれている人はもう知ってると思いますが、人生変わるぐらい魅入られてしまったカクタス、aka サボテン。

 

きっかけはLFYT SPORTに贈られたミニサボテン。

桜と梅の違いすらあやふやレベルぐらいだったのに、贈られたものだからなんとなく水やりだけはしていて。

室内だしスポットライトなのにも関わらず、ある日突然一つ小さな花が咲いて、なんだかわからないけどそれに喰らって。

サボテンが花が咲くなんて思いもよらず、ただその生きるチカラ?生きようとする意志?みたいなものを無機物のように捉えてたものから感じた事は今考えるとけっこう大きなインパクトで。

 

他にもいろいろな要素が関わってくるんですが、とにかくそれに出会ったタイミングすら必然なんじゃねーかぐらいのものがあって。

 

北米と南米、砂漠から高地の山まで生息して、その環境に合わせて姿を変えるカクタスは、まさに進化の途上を体現している生き物だって知ると、その多様な姿形の「デザイン」性もおもしろくて。

江戸時代から続く珍奇舶来植物としての園芸の世界もまた奥が深く、日本人の感性の尖り方、細やかさからくる高い園芸技術にも驚き、カクタスを巡るアレコレはまさにHIP HOPと同じようなストリートカルチャーを感じさせて余計引き込まれて。

 

龍胆寺 雄という作家でありサボテン研究家の著書 シャボテン幻想 という本にこういう一節があります。

 

「人生の一日の戦いの矛をおさめて、自分の世界へ立ち返って、家に戻って夜の沈黙(しじま)の一刻、ひっそり静まって眼の前にならんでいるシャボテンを一鉢々々眺めてみる。

こういう場合、シャボテンはただ鑑賞にたえる一鉢々々の、ただの植物ではない。

シャボテンは、この不思議な植物は、それが生えていた砂漠の人煙絶えた遥か彼方の世界の孤独を影ひきいてもってきている。雲もなく晴れて刳(えぐ)れた空の下の、ただ焼け石と砂ばかりの世界に、淋しく乾いた音をたてて風が吹き抜けている。そこにシャボテンが自分の影だけを地面にしみつかせて、孤独にたたずんでいるのが、眼に見えてくる。その前に主(あるじ)はいま立ち尽くして、心の遥かな彼方を吹き過ぎてゆく風の音に耳を澄ましているかのように、じっと佇んでいる。(中略)

こんな心理は、心優しいふつうのただの草花好きにはわからない。この人たちはすでに成仏しているのだ。」

 

龍膽寺雄は「荒涼の美学」を愛し、「殺伐の哲学」をサボテンから読みとったという…なぜ自分がサボテンにHIP HOPを感じたのか、この考察がおもしろくすんなり入ってきたので読んでみてください。

 

とにかくほとんど音楽や映画やファッションやそういうカルチャーに費やしてきた人生の中に、突然強烈な新しいトピックが現れて、それにのめり込んでいます。

自分にとってはレザーやシルバーやデニムにキャンバス、バイクや車にギターやレコード、「VINTAGE」って言葉に集約されるような魅力を持ったものと同じ感覚。

1年経たないうちに、それを求めて千葉・静岡・神奈川・長野・埼玉・愛知・大阪・茨城・沖縄と行き続けてどんどん拡がっています。

 

そんな中でも何度も足を運んでいる場所、静岡のcopiapoaさん。

ここはコンセプトがしっかりしていて、まるでセレクトショップのようで、オーナーさん達もかなりイイ人達。

全国のTHE NORTH FACEでポップアップショップを開催されていたりします。

今年に入ってから、興味を持ってくれたUNDEFEATEDやirieのスタッフのみんなを連れて行ったり、紹介した友達が遊びに行ったり、一度ここのドアを開くと数時間があっという間で、必ずまた行きたいってみんな言う場所です。

 

何も知らずに行ったとしても、なにかそのヤバさに圧倒される場所。

こういったものはめずらしいと思うので、その一部をぜひ見てみてください。

 

at copiapoa

www.copiapoa.jp

instagram.com/copiapoa8

 

 

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「荒涼の美学」と「殺伐の哲学」

 

 

 

– CACTUS TOUR –

カクタス キキ 長野 kiki.ocnk.net

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