ARCHIVE : 2020/5

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ハウス

31st May 2020 by

SUMIKIです。

 

お家にいる時間が増えたような、けど元々そんな外出ないので変わらないような。

 

さて

 

1年半前くらい前にたまたまYouTubeで出会った「Lofi House」と言う音楽ジャンル。

普通のHouse Musicと比べてドラムも柔らかく上ネタもスムーズでウエットな印象。

 

所謂、作業用BGM

本当に作業がはかどる。

 

家の掃除とかする時にかけたら効率よく、スピーディーにピカピカになると思います。

 

よくPRIVILEGE TOKYOのRYUと聞いてましたね。

 

この辺りを。

 

 

 

 

カルチャー兄貴ことJUNPEI氏より先にチェックしていたのは私の誇りです!

 

 

その類で一曲作ったので良かったら何かしながら聴いてみて下さい!

 

また。

 

SUMIKI Official Site

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#BESTOF_LF_TEE プレゼントキャンペーン

29th May 2020 by

About #BESTOF_LF_TEE 

2020年5月1日にLafayette は17周年を迎え、18年目に突入。
新たな節目を迎えたことで代表のJUNが#BESTOF_LF_TEE企画をスタート。
Lafayetteの17年の歴史を振り返り、自分の思い出が詰まった一枚を紹介。
それぞれのエピソードを添えて、ハッシュタグ#BESTOF_LF_TEEというバトンをLafayette Crewへと繋いでいる。

Lafayette Crewを中心とした#BESTOF_LF_TEE から、
Lafayetteファンにも参加していただけるスペシャル企画をご用意!

#BESTOF_LF_TEE プレゼントキャンペーン始動!

あなたの #BESTOF_LF_TEE を思い出を添えてインスタグラムに投稿!
思い出の内容をNakaChan(@naka_chan813 )とA-KILLA(@a_killa045 )が全て読ませて頂いて、
ベストエピソードを選考いたします!

グランプリに輝いた方の#BESTOF_LF_TEEは特別に復刻して、再リリース致します!
さらにグランプリに輝いた方は、賞品としてLafayette Online Storeでご利用できるポイントを30,000円分贈呈に加え、
#BESTOF_LF_TEEの復刻モデルも1枚プレゼント!
3位まで選考させていただき、順位ごとの豪華賞品もご用意しておりますので、是非ご参加ください。

【賞品】

1位 Lafayette Online Store 会員ポイント 30,000円分 + グランプリTシャツ
2位 Lafayette Online Store 会員ポイント 20,000円分
3位 Lafayette Online Store 会員ポイント 10,000円分

【募集期間】

5/29(金) 20:00 ~ 6/16(火) 20:00

【応募条件】

ハッシュタグ #BESTOF_LF_TEE
タグ付け @lafayette_nyc@lafayettecrew
思い出のエピソードを添えてください。
※カギ付きのインスタグラムアカウントは、投稿の確認が取れないのでご注意ください。

【結果発表】

6/19 (金)
Lafayette公式YouTubeチャンネルからライブ配信とインスタライブでの同時中継発表を予定。

 

詳しくは、本日5/29(金)の20時から配信となるLafsyette 公式Youtubeチャンネル-LFTV-より

ご紹介いたしますので是非ご覧ください。

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ラファイエット 2020 春夏コレクション 12th デリバリー

29th May 2020 by

今週末、5/30[sat]に発売となる

Lafayette 2020 Spring/Summer Collection Delivery.12の情報がOFFICAL SITEに公開されました。

 

***

 

LS201409
EQUIPMENT LOGO BOONIE HAT
PRICE:6,500yen+tax
COLOR : BLACK(ブラック),WHITE(ブラック),BEIGE(ベージュ),GREEN(グリーン),LIGHT BLUE(ライトブルー)

LS201411
LOGO JET CAP
PRICE:6,000yen+tax
COLOR : BLACK(ブラック),GRAY(グレー),MINT(ミント),PINK(ピンク),YELLOW(イエロー)

LS200129
FRENCH REVOLUTION ALLOVER LOGO TEE
PRICE:9,000yen+tax
COLOR : BLACK(ブラック)

***

 

Lafayette SPRING / SUMMER 2020 COLLECTION PREVIEW

Lafayette SPRING / SUMMER 2020 COLLECTION MOVIE

 

Lafayette / PRIVILEGEの実店舗 12:00より販売開始
※地域によって一部店舗の営業時間が変更しております。
Lafayette Online Store 12:00より販売開始

 

詳細はLafayette OFFICAL SITEをご覧ください。

 

Lafayette Yokohama
神奈川県横浜市西区南幸2-9-9 アネックス横浜110
tel:045-312-9577
MAP

Lafayette Fujisawa
神奈川県藤沢市鵠沼花沢町1-1 藤沢駅前ハイム2F
tel:0466-50-4205
MAP

PRIVILEGE TOKYO
東京都渋谷区神宮前4-25-1 ライサ1F
tel:03-6804-6471
MAP

CLICK / STAR WARKS / PRIVILEGE NIIGATA
新潟県新潟市中央区春日町2-26
tel:025-247-8981
MAP

PRIVILEGE SENDAI
宮城県仙台市青葉区中央2-6-19 2F
tel:022-217-3407
MAP

PRIVILEGE NAGOYA
愛知県名古屋市中区大須3-44-51 EAST 1F
tel:052-252-7678
MAP

PRIVILEGE TAKASAKI
群馬県高崎市砂賀町97 五十嵐ビル 2F
tel:027-325-3315
MAP

PRIVILEGE NEW YORK
153 Essex St, New York, NY 10002
MAP

 

ONLINE STORE
www.lafayettecrew.jp

PRIVILEGE OFFICIAL SITE
www.privilege.co.jp

 

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USEDアイテム/古着の取り扱いスタート!!

28th May 2020 by

Lafayette藤沢店とUSED Lafayette Online Storeのみで取り扱いだったUSED/古着のアイテムが

 

オンラインストアでも販売スタート!!

 

全て1点物となりますのでお早めにどうぞ!!

 

 

USEDアイテム/古着

ラファイエットがセレクトを手掛けるブランド古着がオンラインで取り扱いスタート!
2003年にセレクトショップ「Lafayette」を神奈川県藤沢市にオープンして以来、取り扱いを続けているセレクトされたユーズドアイテム(古着)。古着バイヤーが培ってきた独自のルートからアメリカ直輸入、またはハンドピッキングをメインとした直接アメリカ買い付けでインポート古着を展開。アメカジのレギュラーアイテムからレア/ビンテージ、デッドストックアイテム、国内未発売アイテムや掘り出し物に至るまで様々なジャンルのファッションアイテムを中古/新古品/デッドストック問わず販売中。

 

カテゴリはこちらから

 

https://www.lafayettecrew.jp/shopbrand/used_caegory/

 

サイズ感や状態に関してはお気軽にお問い合わせください!

 

問い合わせ先

Lafayette Online Store

0466-47-3710

online@lafayettecrew.com

 

 

ご利用お待ちしております。

 

Lafayette Online Store

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Music水曜TheNIGHT

27th May 2020 by

ABEMA TVにて放送のThe NIGHT

こちらの水曜日

ライムスター宇多丸の水曜The NIGHT

「宇多丸水産」

毎週楽しんでいたのですが

4月いっぱいで宇多丸さんが卒業。。。

 

 

PRIVILEGE TOKYOで開催された

#KBSキャップ 販売・お渡し会

 

2018年開催でしたがもう懐かしい話。。。

 

 

そして

今年の5月から禅譲うけたサ上さんがメインMCとなりリニューアル

Music水曜TheNIGHT

として音楽?番組として引き続き面白企画が楽しめます

Music 水曜TheNIGHT
ABEMA SPECIALチャンネル
毎週水曜(木) 00:00 〜 02:00

【MC】
サイプレス上野
オカモトレイジ(OKAMOTO’S)

【アシスタント】
おかもとえみ

【準レギュラー】
SKY-HI
ハシヤスメ・アツコ(BiSH)
R-指定(CreepyNuts)

 

 

メンバーも素晴らしい

 

 

そして今回もスタッフによるインスタアカウントも開設

@music_wed_thenight

番組+アルファが楽しめます

こちらも是非

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第二話「エジプトの大嘘つき、ハッサン」ー後編ー

27th May 2020 by

 

 

 

二番目のノックには明らかに緊迫感が混ざっていた。

 

 

無灯で白のセダンが近づいてくる。

無音に砂利を蹴るようなタイヤの音が際立って聞こえた。

細身でデニム姿に首元のよれた黄色いTシャツ。

車から降りてきた男は勢いよく窓をノックし、話かけてきた。

 

コンコン。

ゴン、ゴンゴンゴン。

 

 

「アリの友達か?」

 

 

は?アリ?

 

 

誰?

.

.

.

ハッサンが出発してから3時間ぐらい経った頃。

もう徐々に太陽が登り始めていた。

空っぽのバックパックを背負い出発したハッサン。

それからケツに根が生えたように、

ただ運転席で彼の帰還を待ち続けていた。

だがどれだけ待っても彼は戻ってこなかった。

 

「アリ?誰だよそれ。アリなんて知らない。ハッサンじゃなくて?」

 

「ハッサン?誰だよそれ。俺はアリのパートナーのアハメッドだ。お前がアリの友達のジャパニーズか?」

 

多分こいつは向かう途中にハッサンが何度も電話していた相手だった。

あの時何を話していたかわからなかったが、

私の事を会話の中で軽く説明していたのだろう。

何となく話の流れから察しがついた。

 

ただアリって誰なんだ?

あいつはハッサンじゃないのか。

今までのハッサンの行動や言動を巻き戻せば、

ハッサンが”アリ”なのだと認めるのは簡単だった。

ポジティブがネガティブにひっくり返える。

あいつの今までの自分への施しも、元気の良さも、

全て胡散臭く思えてきた。

さっき食べたクソ不味い豆のスープがさらに不味く思えた。

 

偽名に職種も不明。今は行方不明。

 

スリルだけを求めた興味本位に附帯した当たり前のカルマだった。

一度ひっくり返えった信用の裏は中々表には戻らない。

今までため込んだきた疑心感は破裂し一気に冷めていった。

信頼は割れた瞬間が一番冷たくて迷いのない全否定が肯定される。

 

あいつがハッサンでもアリでもどっちでもいい。

 

嘘まみれのクソ野郎だ。

 

もうドキドキ感なんてどっかに消えて、

その時は焦りを超えた怒りが湧いてきていた。

 

アハメッドは話を続けた。

 

「何度も電話しているのに、電話に出ないんだ。これはヤバイかもしれない。」

 

「は?知らねーよ。名前すら嘘ついてた奴なんて信じられないし、どうでもいい。」

 

「いやホントにヤバいんだって!こんな事今まで一度もないんだ。逃げよう。多分アリは捕まってる。ここにいたらオレ達まで怪しまれる。」

 

 

ノりでめくったページは最悪のシナリオの始まりだった。

そして同時に重要なことに気がつく。

 

逃げる?

どこに?

誰が運転する?

想像しても先が何も見えなかった。

ハッサンの家に荷物は全てあったし、

まず家の場所を聞いてもいなかった。

あいつ以外の知り合いもいなければ、

携帯もパソコンも何もない。

ハッサンが捕まった云々もそうだったが、

自分の行動に選択肢が無いことの方が恐ろしかった。

 

「ペンあるか?俺の番号教えるから、もしアリと出会えたら電話しろ。」

 

「いやペンなんてねーよ。電話もないし。帰り方もわからないし、荷物も全部ハッサンの家だ。マジどうすんだよ。」

 

「じゃあここで待つのか?勝手にしろ。俺は逃げる。こんなとこにいて誰かが来たら絶対怪しまれるからな。」

 

「じゃあハッサンの家まで送ってくれ!」

 

「無理だ。俺もアリの家の場所は知らない。あいつとは仕事以外関わりもないからな。」

 

そう吐き捨てたアハメッドは颯爽と自分の車に戻りどこかに行ってしまった。

助けてくれる可能性のあった唯一の男はいなくなり、

同時に唯一の綱は切れてしまった。

それから行き場も考えもなく、

“ハッサンの帰還”という、

薄すぎて今にも破れそうな期待だけを希望に、

ケツの根は深く運転席に伸びていった。

独り言が止まらず、

結構入っていたはずのタバコも底をついた。

さっき感動したばかりの砂漠やピラミッドは、

公園の遊具のように、

ただ当たり前にあるただの個体に見えてきた。

 

一回寝よう。

 

 

何なら誰か気絶させてくれ。

 

 

運転席の座席を思いっきり倒し、目を閉じた。

 

.

.

.

暑い。

クソみたいに暑い。

 

あれからどれくらいが経ったのか。

完全に夜は明けていて、

空は頭にくるほど爽快な青だった。

皮肉なほど今の自分の状況とは別の青。

 

駐車場には続々と車が入ってきている。

ピラミッドの観光客が増えてきていたようだった。

本当はあの観光客のようにワクワクしてくるはずだった。

今すぐあの一部になってヘラヘラしたい。

何が旅人だ。普通最高。観光客最高だ。

理想と本性が絡まりぐにゃぐにゃだった。

とりあえず大使館にでも行くか。

でも何か別のシナリオをでっち上げないといけない。

下手に正直に話して共犯扱いにでもなったら、

多分強制帰国か、

エジプトでジェール行きだ。

それか日本人の観光客見つけて助けを乞うか。

出てくる全ての選択肢がネガティヴなものばかりだった。

進んでいく悪い展開に次のページをめくる力も度胸もない。

決め切れず決断を躊躇していたらダラダラと時間だけは過ぎていった。

 

そこに見たことのある白のセダンが向かってくるのが見えた。

 

アハメッドだ。

 

 

「お前まだいたのか!?」

 

「行くところがないからな!ハッサンから電話きたか?」

 

「いや….あいつやっぱり捕まったらしい。さっき友達の警察に電話したら勾留されてると言っていた。」

 

 

警察の友達?

また嘘をついていると思った。

まずお前誰なんだよ。

そんな奴がいるなら最初からそいつと組めよ。

これも嘘か?

 

「本当かよ。じゃああいつどうなるんだよ?」

 

「まだわからないけど、罰金を払えばでられるかもしれない。お前いくら持ってる?」

 

「は?俺が払うのか!?イカれてんじゃないのか?俺は絶対払わない。」

 

「じゃあお前これからどうすんだ?」

 

 

言い返す言葉がなかった。

ハッサンが釈放されないと自分も進まないという方程式に見事にハマっていたからだ。

ただ不幸か幸か、

ハッサンの家で着替えた時、

金とパスポートは首から下げて肌身放さず持っていた。

 

全財産は大体US2000ドルと、少しのエジプトポンド。

 

久々の選択権。

払ってハッサンの家に戻り荷物をまとめてすぐ出て行くか。

払わず…その先が出てこなかった。

 

「いくらであいつは出られるんだ?」

 

「わからないが多分1000ドルあれば足りると思う。」

 

全財産の半分。

払わなきゃハッサンは出られない。

ハッサンが出られなきゃ家にも戻れない。

 

まだまだ旅を辞める気もなかったし、

旅は当然多少金がかかる。

でもどの国でも小銭稼ぎぐらいはできるようにはなっていた。

旅の金なら何とでもなる。

環境を金で買おう。

罠でもなんでもいいから前に進むことにした。

 

「じゃあ1000ドル出すから、警察署まで連れて行け。」

 

「わかった。」

 

それからアハメッドとハッサンが勾留されている警察署に向かった。

ギザなのか、どこなのかもわからないが一応本当に警察署だ。

内心仕組まれてた罠だとも思ってたから、少し安心してしまった。

 

アハメッドはちょっと待ってろと言い警察署に入っていった。

昨日のハッサンとホテルを探していた時がフラッシュバックした。

 

20、30分後。

 

助手席からアハメッドとハッサンが歩いてくるのが見える。

車を降りるとハッサンが泣きながらハグしてきた。

クソ暑い猛暑の下で汗だくのエジプト人のハグは強烈なものだった。

 

「KIKIお前は私のヒーローだ。ありがとう。ありがとう。ありがとう。」

 

話を聞くと、ハッサンはセキュリティーの連れと揉めて、

その場で通報されそのまま逮捕されたらしい。

二行で済ませられるほどマジでくだらなかった。

でもとりあえずこれで帰れる。

荷物を取って、ホテル探して、こいつとはサヨナラだ。

 

アハメッドにピラミッドの駐車場まで送ってもらい、

ハッサンと帰路につくことになった。

無言の車内。

あの元気な男の面影はない。

あのハグ以降何一つ話しかけてこなかった。

私自身も話す気もなかった。

 

家に着き、すぐに荷物をまとめ始めた。

今すぐここから出たい。

パッキングをする私にハッサンが話しかけてきた。

 

「屋根の上で一緒にシーシャを吸わないか。」

 

これがこいつとの最後の一服だと思った。

多分こいつに会う事はもう無い。

 

「いいよ。最後に一服しよう。」

 

屋根の上に登り、見えた空は昨日と全く同じような色だった。

隣にいるやつも、見える景色も全く同じ。

一つの違いは出会いの一服なのか、

別れの一服なのかという点だけだった。

 

たった1日で全てが変わった。

嘘がそうさせたのかは今は正直わからない。

あの時ハッサンが無事帰って来ていたら、

今日も笑って一緒にシーシャを吸っていたはずだ。

失敗した結果、嘘が憎しみに変わった。

結局あいつの嘘より、

追い詰められた自分の環境に動揺していただけなのかもしれない。

 

「KIKI。本当にありがとう。助かった。」

 

「いやもう良いよ。これを吸ったらホテルを探しに街に行くわ。」

 

「じゃあホテルまで送ってやる。俺は今日もまたピラミッドに行くからな。」

 

「は?また捕まるじゃん?何言ってんだ。」

 

冗談だと思って、笑ってしまった。

 

「俺はこの家の全てをピラミッドの石で作りたいんだ。今は壁だけだけど。休む暇はないんだよ。」

 

本気で言っていた。

アタオカだった。

 

「今日も捕まったらどうすんだよ?俺はもう金出さないぞ。」

 

「わかってるよ。でも俺はとにかくそれ以外はどうでも良いんだ。」

 

「てか、あのアハメッドって奴はなんなの?ただの友達?」

 

「あいつは俺のビジネスパートナーだ。あいつにいつも採石した石を半分売っている。」

 

「あいつは何に使ってるんだ?」

 

「知らない。俺はただ売ってるだけだから。俺には関係ないことだろ。俺は家が完成すればそれでいいんだ。」

 

 

ハッサンは自分勝手さと猛進感が半端ない。

人に迷惑かけまくりの盗人だし、

決して褒められるような人間ではないが、

逮捕されても、何をされても、こいつは止まらない気がした。

日本にいたら間違いなく後ろ指を刺されるような存在だ。

ただ、私はそれだけの情熱で何かに向き合ったことはなかった。

好きで始めて続けてきた写真ですら、そこまで向き合ったことはなかった。

仕事も楽しんだもの勝ちだなんて言うが、

それは結局矯正なのか、強制なのか。

無意識に出てくる探究心の前では相手にならない。

ハッサンの目的に向かう力は明らかに後者だった。

 

スーツケースをハッサンの車に乗せ、街に向かった。

ホテルは自分で探すから、街で適当に降ろして欲しいと伝えた。

 

「オッケー!オッケー!」

 

ハッサンのテンションは戻っていた。

街の中心地に着き、別れ際、

ハッサンから新聞を破いた小さな紙を渡された。

 

「何?」

 

「俺のEmailアドレスだ。また何かあったら連絡してくれ。」

 

「メールするよ。送ってくれてありがとう。アリ。」

 

「アサラマライコム」

 

ハッサンは手を合わせて笑っていた。

 

 

それから私は5日間エジプトに滞在し、アルジェリアへ向かった。

ハッサンとの出来事の後は何の問題も無く旅は続き、

アフリカ大陸に入って一週間以上が経って、

徐々に身体も北アフリカに慣れてきた感じがあった。

アルジェリアのゲストハウスで不意にハッサンを思い出した。

別れ際にもらった紙を取り出し、

メールを送ってみようと思った。

 

あの時の自分の思ったことや、

その後の事もとにかく色々書いた。

良いことなんて一つもなかったし、

たった1日一緒にいただけの奴なのだが、

多分ハッサンの事は一生忘れないと思う。

 

メールは長文になってしまった。

ハッサンがちゃんと読めるか不安だったが、

言いたい事全部書いて送った。

 

2秒くらいで返信が帰ってきた。

 

 

Delivery Status Notification.

Unknown Email Address.

 

 

 

– 完 –

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Flee Lord – Fresh Off Tour [Official Video]

27th May 2020 by

Enjoy this new track from Flee Lord! New favorite artist of mine, please enjoy! Teddy

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25th May 2020 by

去年アメリカで爆発的にヒットしたPopeyesの

chicken sandwich

ここ最近のアメリカ出張では良く食べていた。

これをベースに改良し、ほんのりスパイシーな

オリジナルソースを加え、メニュー化してもらった。

うまい。

アメリカっぽい広告も一緒にw

HOTEL LAFAYETTEの1FのROOMS 101 by CHARMANROOMS 101 by CHARMAN にて提供中

このコロナ自粛期間で、飲食はダメージを食らう中、

めげること無く、新しいメニュー開発や、販売方法、チラシなどを

地道な努力を続けていた。

テイクアウトでもいいし、イートインでもいいし、

是非サポートして欲しい。

おまけ

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LFTV Vol.1-自己紹介から始めます。今日が伝説のスタート!、、、となるのか?

25th May 2020 by

LFTVの第1回放送。

こっからハマジ君の回くらいまでは編集に苦戦してちょっと見ずらい内容だったかも。

2020/2/1

Naka-chan https://www.instagram.com/naka_chan813/

A-KILLA https://www.instagram.com/a_killa045/

 

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SUPPORT YOUR LOCAL

24th May 2020 by

“SUPPORT YOUR LOCAL”

地元で活動していく上で自分がいつも大事にしている「人との繋がり」。

2003年にLafayetteを始めた頃から、常にこのコトバを頭の片隅に置いて何事も行動している。

 

地域には地域のローカルショップがある。

サポートしてくれる仲間、アーティスト、お客様。

皆様がいて成り立つショップやブランド。

ローカルショップの存在の意味。

 

 

藤沢から始まり、日本全国へ展開、そして今では全世界へ向けて展開していったLafayette。

ここまでブランドが成長できたのには各土地のローカルショップ(取引先)が

Lafayetteというブランドを育ててくれている「ローカルのサポート」なしではありえなかった。

 

FUJISAWA店のマネージャーを務めるJUNPEIの先日のブログにもあるように、

Lafayetteで言う「FUJISAWA」はまさに始まりであり、その全てが集約されている場所。

 

 

「FUJISAWA CITY LOVE プロジェクト」に関しても、そんなローカルへの愛情やサポートを形で表現している。

5月11日から湘南T-SITE 蔦屋書店にて開催している「FUJISAWA CITY LOVE プロジェクト POP UP SHOP」。

今回、この企画をやる上で”SUPPORT YOUR LOCAL”というコトバをテーマにして考えた。

 

 

今回のPOP UPで企画に賛同・協力して頂いたローカルのスペシャリスト達。

 

@paloma_signs

ショップ看板やウィンドウへのサインペイント、ロゴやイラストのデザインまで、
さまざまなデザインや製作を行う「PALOMA SIGNS」。
ベースの素材やフォント選びから、デザインまで一貫する高いクオリティ。
オールフリーハンドから生み出される作風は唯一無二。
デジタルプリントには出せないぬくもりや味わいある仕上がり。

地元鵠沼に拠点を構える、若手のLOCALサインペインター「PALOMA SIGNS」。
初めて彼のサインペイントを見た時にどこか「OLD NEWYORK」な雰囲気を感じた。
個性を感じるオールドアメリカンスタイルのレタリング。

昔は広告看板、家の表札、道路標識まで全て手書きだった。
コンピューターデザイン、インクジェットプリンターなどの発達により、
近年は影を薄めて活動をせざるを得なくなったサインペインターという職業。
SUPPORT YOUR LOCAL SIGN PAINTER。
この街にもローカルペインターによる手書きの看板が増えて欲しい。

 

@a.craft86

古くから縁起物として日本人に広く親しまれている達磨。
chatty chattyなどでお馴染みのスケーターの清水 葵 @aoi86shimizu が手がけるデニムクラフトアート。
スケーターならではの独創的な感性。

使用したデニムはLEVI’S 501©︎のセルビッジ仕様。
ピンクがかる赤耳の感じも◎。
ペイントも全て手きりのオールハンドメイド。
デニムの色や濃淡の表情の感じとかも指示通りというかそれ以上に上がってきて職人のこだわりを感じた。

 

@miles_beach

@1484japan_official

旧友でもありMARKESTAの仲間でもあるSOHEI TAKAHASHI。
20代の頃に海外を渡り歩き、オーストラリアやニュージーランドに長期でロングステイ。
自分と同郷の七里ヶ浜出身で地元湘南を知り尽くし地元を愛する彼だけにしか撮れない写真。

今回のPOP UP企画では湘南の写真にフォーカスしてFCLプロジェクトに彩りを加えてくれた。
空と海のある風景、自然と共存する喜びをカメラを通して伝えてくれている。
自然豊かな湘南の海を中心に独自の視点で作品に落とし込んでいる。
ウッドフレームはLafayetteやPRIVILEGEの内装も手掛けてくれている1484JAPAN。
個人的に前からこの2人の相性は良いと思っていたので今回コラボ作品が実現して良かった。

 

@jukuhanamaru

藤沢は弥勒寺にお店を構えるhanaまる屋。
自分の中学校からの同級生が運営する、花屋と塾の二足のわらじスタイル。
花屋の顔を持ちながら、個別指導塾を構える異種格闘技のような組み合わせだが抜群のセンス。

今回のPOP UP企画、植物を入れたかったのでhanaまる屋に相談し、ドライフラワーアレンジメントを依頼。
個性溢れるドライフラワーで彩りを加えてくれた。

 

 

 

ショップやアーティストは現場主義。

現場で知らない人同士が出会い、仲間になっていくのをこの目で何度も見ている。

人やショップを通じて仲間になって、仕事に発展することだってある。

 

何事においてもローカルサポートをしてあげると地元のシーンは活性化していくはず。

「最近地元の街が元気ないよね」って言うだけなら誰でもできる。

これからの時代、精神的な部分での町おこしが大切かと思います。

 

 

A-TOY

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