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第二十話「アイラブケンタッキー、チャー」-前編-

30th Sep 2020 by

 

 

毎朝妻が作ってくれるアボガドトーストと、

くるみ入りのハチミツヨーグルト。

 

これがお世辞抜きでマジで美味い。

 

いつも私の方が早く食べ終わり、

トーストをかじる妻を窓越しに庭で一本タバコを吸う。

最近の毎日の日課だ。

夏の間に自由奔放に伸びきった雑草が生茂り、

どこから入ってきたのか?

野良猫が雑草をクッションに気持ち良さそうに寝ていた。

秋晴れの心地よい早朝、

目の前の光景は無言の癒しをくれる。

日々のなんでもない光景にホッとする瞬間は、

誰にでもあるようで実はとても幸せな事だと今は思う。

 

今回はある一人の少年の話を書きたいと思います。

 

彼の名前はチャー。

以前に書いたカンボジアの孤児院で生活をしていた時、

前にも書いた通り孤児院には色々な環境を背負った子供達がいて、

その中でも最も時間を共にしたヤーイーの話を書きました。

孤児院での約1ヶ月という時間の中で、

実はもう一人私の中で記憶に残る男の子がいました。

それが、チャー。

 

私は彼と出会いこの一つの質問を真剣に自分に投げかけたことがあります。

 

“自分がもし耳が聞こえず、目も見えなかったら”

 

これは同情でも情けでもなく、

当たり前のことすら感謝するべきことだという意味を込めて。

 

 

孤児院で私がヤーイーとみんなに語学を教え始めてから、

チャーだけは孤児院に一台だけあるパソコンの前に、

ずっと座り授業には参加していなかった。

授業以外でも彼だけは私が話しかけても全く反応がなく、

最初は言葉がわからないから無視されていると思っていたのだが、

ある日孤児院のオーナーにチャーの事を聞いた。

 

「なんであの子は授業に参加しないんだろ?」

 

「参加しない訳じゃなくて、彼は生まれつき耳が聞こえないんだ。しかも左目は見えていないし、右目もいつ見えなくなるかわからないと医者には言われているんだ。」

 

その時初めて彼がDeaf(耳が聞こえない人)である事を知った。

オーナーに事情を聞いた私は正直返す言葉も見つからず、

真剣な顔でぬるい唾を飲み込むことしかできなかった。

 

今まで日本でも障害を抱える人に出会ったことは幼い頃からあったが、

食べていくだけでも精一杯なこのカンボジアという国で、

両親もいない小さな少年が抱えるには、

あまりに大き過ぎるハンディキャップである事は明白だった。

そして特に引っかかったのは、

今はかすかに見えている片目もいつ見えなくなるかわからないという点。

 

ある日突然あなたの視界は真っ暗になります。

 

こんな恐ろしいことがあるだろうか。

彼がどれだけの不安を背負って毎日を生きているのか、

自分に置き換えたて考えただけでも、

恐怖にかぶりつかれ上下の刃が頭と顎ににぶっ刺さる様だった。

 

その事実を聞いた当日の夜、

いつも通り授業を終えて部屋に戻ってから、

どうしてもチャーのことが頭から離れず、

ベッドに仰向けになりヤモリがへばり付く天井を眺めながら、

一晩中チャーの事を考えてしまった。

 

彼がこれからどうやって生きていくのか。

誰がこれから社会の色々な事を教えてあげるのか。

この先彼が誰かを愛した時すごく辛い思いをするんじゃないだろうか。

これから彼が歩んでいく人生は、

私の想像できる範囲ですら過酷なものだったから。

そして今の自分がしてやれることはないかを考えた時、

冷酷で現実的なもう一人の自分が自分を問い詰めた。

 

お前一体誰なんだよ?

 

ユニセフの職員か?

 

いつから慈善活動家になったんだよ?

 

チャーのような障害を抱える子供は世界には何万といるだろ。

そんな子に会うたびにお前は気持ちを重ねて、

自分の無力さに浸りながら世の中の不平等さを嘆いて、

微かな善意でお前の忘れたい過去でも精算しようとしてんじゃねぇよな?

人の運命に自分を重ねて悲劇のヒーローにでもなったつもりか?

お前は今まで散々好き勝手生きてきたじゃねぇか。

今やってる授業だって実はお前の為にやってんだろ?

今更善人ぶるのもいい加減にしろよ。

 

これが自分の二面性なのかはわからないが、

自問自答の中で現れた2人の自分に頭がおかしくなりそうだった。

 

その日は全く眠れず、孤児院の二階のベランダで朝を迎えた。

自分の中で何か答えが出た訳でもなく、

むしろそれまで続けていた子供達への授業にすら迷いが生まれ、

もう何がなんだかわからなかった。というのが本音だ。

朝食を一階のカフェバーで食べ、

子供達が学校から帰ってくるまでの間何をするか考えていた時、

ロビーのパソコンの前にはいつも通りチャーが座っていた。

チャーはいつも何かをパソコンで見ているが、

何をしているのかは謎だった。

コーヒーの入ったマグカップを片手にチャーの後ろに行ってみると、

チャーはパソコンでケンタッキーのホームページを見ていた。

 

なんでケンタッキーw?

 

少し微笑ましくてチャーの肩を叩き画面を指差し、

Deafである事を忘れて思わず聞いてしまった。

 

「ケンタッキー好きなの?」

 

当然返答が返ってくるわけもなかった。

チャーは私を見つめただ首を傾げた。

その様子を見ていた孤児院のオーナーが私に話しかけてきた。

 

「一度ね私がケンタッキーを皆に買ってきたことがあるんだ。大分前の話なんだけど。多分その時のことが忘れられないんだろう。それ以来チャーはよくケンタッキーのホームページを見ているんだwここの子供達にとっては滅多に食べられないものだからね。」

 

「そうなんですね。シェムリアップにケンタッキーがある事自体知りませんでした。」

 

「KIKIはここに来て以来全然観光してないいじゃないか?アンコールワットもまだ行ってないんじゃないのか?」

 

確かにカンボジアに来て以来、

すぐに授業を始めて孤児院の周辺以外出ておらず、

観光らしいことは一度もしていなかった。

元々アンコールワットに行くのが目的みたいな感じだったのだが。

 

「そうなんです。いつでも行けるからと思って、実はアンコールワットもまだ行っていないんですw」

 

「じゃあ今日行ってくるといい。ここからタクシーで20分ぐらいだから。」

 

「そうですね。行ってみようかな。やっぱりカンボジアの人は皆大体はアンコールワットに行った事あるんですかね?」

 

「いや、無いと思うよ。少なくともここの子供達は誰一人行ったことはないよ。入場料もあるし、そんなお金があるならこの国の人は食べ物を買うだろうからね。」

 

「じゃあチャーも一緒に連れて行っていいですか?」

 

その時反射的にでた言葉だった。

そしてそれは昨晩の冷酷なもう一人の自分を、

思いっきりぶん殴れた瞬間でもあった。

何かが吹っ切れた。そんな気分だった。

 

「いいけど、大丈夫か?でも本人は喜ぶと思うよ。チャーは滅多にこの敷地からは外に出ないから。」

 

私はチャーの肩を叩き、キーボードを叩きアンコールワットの画像を見せた。

チャーと自分と画面のアンコールワットを指差し、

とにかくジェスチャーで一緒に行こうと伝えようとした。

でもチャーには全く通じていなくて、

オーナーの方を向き首を傾げている。

オーナーはペンと紙を持ってきて、

カンボジア文字で私の意思を伝えてくれた。

するとチャーは急に笑顔になり、首を大きく縦に振った。

 

「じゃあ決まり。今から出発だ。」

 

オーナーは私に携帯電話を一台渡し、

何かあったら電話してくれと言って送り出してくれた。

数分もしないうちにタクシーが来て、

私とチャーのアンコールワットの旅は始まった。

 

偽善?同情?情け?カッコつけるな?

全部ファックだ。

ごちゃごちゃうるせーんだよ。

 

耳が聞こえない片目が盲目の彼に、

完全に盲目になる前に産まれた国の宝を見せてやりたい。

 

理由はそれだけで十分だ。

 

人生初のアンコールワット。

Deafの現地の少年と二人。

 

こんな思い出一生忘れるわけがない。

 

 

前編 -完-

 

 

 

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in-d – Breath

30th Sep 2020 by

過去に遡る事、10年くらい前。

赤いリュックを背負った高校生が週2~3回、よく藤沢店に遊びに来ていた。

彼はリュックのクリアポケットにLafayetteのステッカーを入れていたので印象的だった。

何回か来店してくれるにつれ、彼とは服や音楽の話をよく話すようになった。

世代も聴いてきた音楽も違うはずなのに、彼とはどこか共感する部分が多かった。

 

ある時、彼が「自分バイトしようかと思ってるんですよー。レンタルビデオ屋で。」

彼が映画が好きな事は色々な話をしていて分かっていたので、

俺のその時の返答は「そーなんだねー。いいじゃん。」くらいだった気がする。

次の日に彼が藤沢店に来て、俺に何か言いたそうだった。

何かを感じた俺は彼の本当の胸の内を聞きたくなって彼の将来の夢などを聞いてみた。

その中でアパレルのショップスタッフにも興味があることを打ち明けてくれた。

すぐに「ウチで働いてみれば?」と彼を誘ってみた。

それから彼はLafayetteで働くことになった。

 

Lafayetteのスタッフと並行して、彼は「in-d」というアーティスト名でラップを始めた。

二足の草鞋でどちらも手を抜かずにやっていたのは当時から近くにいて分かった。

20代前半の一番楽しいであろう時期を、ウチの看板スタッフとしてよく働いてくれた。

ウチで4年ほど働き、それから彼はラッパーの道を選んで、現在に至る。

 

そんなin-dの最新のEP “input”に入っている最後の曲 “Breath”。

この曲を最初に聴いた時に彼との思い出がフラッシュバックした。

in-dのありのままの心境を吐露するようなリリック。

VAVAちゃんのビートも今っぽさと懐かしさのハイブリッド感。

個人的にも彼の曲で一番好きな曲。

 

in-dから久々に一本の電話が鳴った。

「今度”Breath”のMV撮るんすけど、自分の大切な人に出演してもらいたくて」

そんなこんなで自分もチョロっとMV出演してます。

in-d – Breath (Official Music Video)
Produced by VaVa
from EP “input”

Listen
https://summit.lnk.to/SMMT152

Director|UMMMI.
Cinematographer|HAM384
1st Asisstant Cameraman|Shotaro Sugiyama
Lighting director|Shotaro Miyajima
Stylist : Daisuke Deguchi
Stylist assistant : Anji Fujimoto
Production Staff|Nana Haruyama,Rari Nagashima
Producer|Yusuke Sekiguchi
Produced by GROUNDRIDDIM

cameo role :
VaVa
BIM
JUBEE
doooo
GAPPER
Yota Koyanagi (Lafayette)
Junpei 墨仙 Komiya (Lafayette)
Yoshinori Kawaoka (BGE,酔と粋)
Akito Sogabe
Fumito Mototani

 

in-d、誘ってくれてありがとう。

そしてリリースおめでとう。

 

 

A-TOY

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大切な人への贈り物

27th Sep 2020 by

皆様お久しぶりです!!

ハマジです!!

 

久々の投稿なので、何をご紹介しようか悩みましたが…

今回は大切な人への贈り物に最適な『オリジナルギフトボックス』をご紹介!!

大 (パーカー、ライトアウター用) ¥500-(+tax)

中 (Tシャツ、キャップ用) ¥400-(+tax)

小 (小物用)¥300-(+tax)

 

小物からジャケットまで対応できるように、3サイズでご用意しております!!

大切な人への贈り物の際には是非こちらのオリジナルギフトボックスをご利用ください。

 

*オンラインストアでも近日販売予定

 

 

 

 

ふと何でもない時

 

愛する人に

 

日々の感謝の気持ちを込めてプレゼントを。

素敵です。

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OAMC…

26th Sep 2020 by

OAMC 2020-21 AW

ガバっとした感じが好き。

やっぱ秋冬が一番服が楽しい

 

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2020 #18 〜SAMPLES CASHER MOUNAIN PACK〜 期間限定受注予約アイテムが販売開始!

25th Sep 2020 by

本日9/25(金) 12:00よりLafayette Online Storeにて、SAMPLESの期間限定予約アイテムが受注開始となりました!

今回はアウトドアをテーマにした「CASHER MOUNTAIN PACK」です!

SAMPLES CASHER MOUNTAIN OUTDOOR VEST
COLOR: BLACK (ブラック), OLIVE (オリーブ)
PRICE:12,000 +tax

全部で12個ものポケットが付属した収納力抜群のアウトドアベスト。
メッシュ部分も多く、オールシーズンストレスの無い着用感。

CASHER MOUNTAIN OUTDOOR CARGO PANTS
COLOR: BLACK (ブラック), BEIGE (ベージュ), OLIVE (オリーブ), WHITE CAMO (ホワイトカモ)
PRICE:11,000 +tax

ミリタリーウェアの代名詞ともいえるカーゴパンツ。
ハイカットのブーツタイプからローカットスニーカーまで幅広く対応できるマルチな一本。

CASHER MOUNTAIN LOGO L/S TEE
COLOR: BLACK (ブラック), BEIGE (ベージュ), MINT (ミント)
PRICE:6,000 +tax

今回のテーマとなる「CASHER MOUNTAIN」のロゴが背面に大きくプリントされた長袖Tシャツ。
左胸にはワンポイントでレトロな雰囲気漂うブランドロゴが入ります。

CASHER MOUNTAIN OUTDOOR SAFARI HAT
COLOR: BLACK (ブラック)
PRICE:5,000 +tax

フロントに「CASHER MOUNTAIN」のワッペンが付属するコットン素材のサファリハット。
ユニセックスで使える2サイズ展開。

CASHER MOUNTAIN FOLDING OUTDOOR CHAIR
COLOR: BLACK (ブラック)
PRICE:6,500 +tax

今回のパックでアパレルもバリエーション豊富で迷う中、ダークホースはこちら!
探すと意外と良いのがみつからないオールブラックのキャンプチェア。
ドリンクホルダー付きでビールを飲むには持って来い!

CASHER MOUNTAIN 2WAY LED LANTERN
COLOR: BLACK (ブラック)
PRICE:2,500 +tax

懐中電灯との2WAYで使えるLEDランタン。
生活防水仕様で、値段の割にタフな働きをしてくれます!

【受注期間】‬
‪9/25(金) 12:00 ~ 9/28(月) 12:00‬

‪【配送予定】‬
10月下旬以降‬

Lafayette Online Store内 SAMPLESの販売ページはコチラ

皆様のご利用お待ちしております。

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T.ERIC MONROE x LFYT x 1807 x CASH BACK TO THE 90’S Capsule Collection

24th Sep 2020 by

今週末、9/26(土)より発売開始の
T.ERIC MONROE x LFYT x 1807 x CASHの豪華コラボによる“BACK TO THE 90’S Capsule Collection”の情報がOFFICAL SITEに公開されました。

T.ERIC MONROE x LFYT x 1807 x CASH
BACK TO THE 90’S Capsule Collection

90年代からHIPHOPアーティストを撮り続けているNY出身のフォトグラファー
「T.Eric Monroe」

中国は成都のストリートブランド「1807」

上海のセレクトショップ「CASH」

そして日本からワールドワイドに展開を広げる「LFYT」

アメリカ、中国、日本と国を跨いだワールドワイドコネクションによるスペシャルなコラボレーション。

「BACK TO THE 90’S」を掲げたこのカプセルコレクションは、「T. Eric Monroe」が撮影をした写真の中でも
高評価を得ている「2Pac」、「Raekwon & GhostfaceKillah」、「The Notorious B.I.G.」
の貴重なフォトをイメージソースに落とし込んだ必見のプロダクトとなっている。

T. Eric Monroe
tdoteric.com

***

LE200705
LFYT X 1807 X CASH T.ERIC.MONROE BIGGIE CREWNECK SWEATSHIRT
PRICE:13,000yen+tax
COLOR : GRAY(グレー)

LE200706
LFYT X 1807 X CASH T.ERIC.MONROE RAEKWON AND GFK CREWNECK SWEATSHIRT
PRICE:13,000yen+tax
COLOR : YELLOW(イエロー)

LE200707
LFYT X 1807 X CASH T.ERIC.MONROE TUPAC CREWNECKJ SWEATSHIRT
PRICE:13,000yen+tax
COLOR : RED(レッド)

LE200503
LFYT X 1807 X CASH T.ERIC.MONROE BIGGIE PULLOVER HOODIE
PRICE:14,000yen+tax
COLOR : BLACK(ブラック)

LE200504
LFYT X 1807 X CASH T.ERIC.MONROE RAEKWON AND GFK PULLOVER HOODIE
PRICE:14,000yen+tax
COLOR : BLACK(ブラック)

LE200505
LFYT X 1807 X CASH T.ERIC.MONROE TUPACK PULLOVER HOODIE
PRICE:14,000yen+tax
COLOR : BLACK(ブラック)

LE201002
LFYT X 1807 X CASH T.ERIC.MONROE PAISLEY JACKET
PRICE:18,000yen+tax
COLOR : RED(レッド)

LE201003
LFYT X 1807 X CASH T.ERIC.MONROE STUDIUM ANORAK JACKET
PRICE:18,000yen+tax
COLOR : RED(レッド)

LE201004
LFYT X 1807 X CASH T.ERIC.MONROE TUPAC JACKET
PRICE:20,000yen+tax
COLOR : BLACK(ブラック)

LE201407
LFYT X 1807 X CASH T.ERIC.MONROE PAISLEY SNAPBACK CAP
PRICE:6,000yen+tax
COLOR : RED(レッド)

LE201408
LFYT X 1807 X CASH T.ERIC.MONROE BACK TO 90’s 2TONE SNAPBACK CAP
PRICE:6,000yen+tax
COLOR : RED(レッド),GRAY(グレー)

***

LFYT 2020 Autumn/Winter Collection preview

LFYT AUTUMN / WINTER 2020 COLLECTION MOVIE

 

Lafayette / PRIVILEGEの実店舗 11:00より販売開始
※地域によって一部店舗の営業時間が変更しております。
Lafayette Online Store 12:00より販売開始

 

詳細はLafayette OFFICAL SITEをご覧ください。

 

Lafayette Yokohama
神奈川県横浜市西区南幸2-9-9 アネックス横浜110
tel:045-312-9577
MAP

Lafayette Fujisawa
神奈川県藤沢市鵠沼花沢町1-1 藤沢駅前ハイム2F
tel:0466-50-4205
MAP

PRIVILEGE TOKYO
東京都渋谷区神宮前4-25-1 ライサ1F
tel:03-6804-6471
MAP

CLICK / STAR WARKS / PRIVILEGE NIIGATA
新潟県新潟市中央区春日町2-26
tel:025-247-8981
MAP

PRIVILEGE SENDAI
宮城県仙台市青葉区中央2-6-19 2F
tel:022-217-3407
MAP

PRIVILEGE NAGOYA
愛知県名古屋市中区大須3-44-51 EAST 1F
tel:052-252-7678
MAP

PRIVILEGE TAKASAKI
群馬県高崎市砂賀町97 五十嵐ビル 2F
tel:027-325-3315
MAP

PRIVILEGE NEW YORK
153 Essex St, New York, NY 10002
MAP

 

ONLINE STORE
LFYT.JP
www.lafayettecrew.jp

PRIVILEGE OFFICIAL SITE
www.privilege.co.jp

 

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自宅で楽しむ自宅のようなライブ

24th Sep 2020 by

どうも、A-KILLAです

以前紹介したNPR MUSIC主催の

TINY DESK CONCERTS

もうご覧になりましたか??

実際のオフィスの中で関係者のみが観客として配信されているご長寿番組

詳しくはコチラでブログ書いてるので上のリンクから見てみてください

さてその番組ですが、コロナ禍でもその人気は衰えることなくむしろ更なるファンを増加させております。

その中から個人的におススメの回をいくつか

まずはコチラも以前ブログで書いたGRISELDA RECORDSのメンツも登場しておりました

オフィスではなく自宅リビングスタイルで更に身近に

分かる人には分かる細かい演出もストリートの雰囲気を倍増させております。

お次はレペゼンNEW YORK

FLATBUSH ZOMBIESによる田舎ペンションスタイルでのほんわかライブ

なぜか合ってるんですよねー さすがの演出

続きましてはJOHN LEGEND

さすがのソウルキング

最後に歌姫ALICIA KEYSの登場

圧巻です もう文句なし

こんなのがタダで観れるなんてホントに良い時代になりましたww

音楽は素晴らしい!!

でも、コチラもお忘れなく

日本が世界に誇るメンツが集結した一日

THE MUSIC…

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PRIVILEGE 2020 Autumn/Winter Collection 2nd Delivery

24th Sep 2020 by

今週末、9/26[sat]に発売となる

PRIVILEGE 2020 Autumn/Winter Collection 2nd Deliveryの情報がOFFICAL SITEに公開されました。

***

PA200102
COIN LAUNDRY L/S TEE
PRICE:6,500yen+tax
COLOR : WHITE(ホワイト),NAVY(ネイビー),POWDER BLUE(パウダーブルー)

PA200103
WHO IS REAL CHICKEN L/S Tee
PRICE:6,500yen+tax
COLOR : ASH(アッシュ),FOREST GREEN(フォレストグリーン),ORANGE(オレンジ)

***

PRIVILEGEの実店舗 11:00より販売開始
※地域によって一部店舗の営業時間が変更しております。
Lafayette Online Store 12:00より販売開始

詳しくはPRIVILEGE Official Siteをご覧ください。

 

 

皆様のご来店をお待ちしております。

 

PRIVILEGE TOKYO
東京都渋谷区神宮前4-25-1 ライサ1F
tel:03-6804-6471
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CLICK / STAR WARKS / PRIVILEGE NIIGATA
新潟県新潟市中央区春日町2-26
tel:025-247-8981
MAP

PRIVILEGE SENDAI
宮城県仙台市青葉区中央2-6-19 2F
tel:022-217-3407
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PRIVILEGE NAGOYA
愛知県名古屋市中区大須3-44-51 EAST 1F
tel:052-252-7678
MAP

PRIVILEGE TAKASAKI
群馬県高崎市砂賀町97 五十嵐ビル 2F
tel:027-325-3315
MAP

PRIVILEGE NEW YORK
153 Essex St, New York, NY 10002
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ONLINE STORE
www.lafayettecrew.jp

PRIVILEGE OFFICIAL SITE
www.privilege.co.jp

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第十九話「Work with right people by RAEKWON」

23rd Sep 2020 by

 

 

 

ニュージャージー州、ホーボーケン。

マンハッタンから長いトンネルを抜けて州を跨げば目と鼻の先。

そこに彼のスタジオはあった。

 

 

Wu-Tang-Clanの”RAEKWON”。

 

ヒップホップに興味がある人間なら、

ほとんどの人が彼を知っているのではないだろうか。

90年代からイーストコーストのヒップホップシーンを引っ張ってきた、

伝説的なヒップホップグループ、

Wu-Tang-Clanの一員。

彼らの経歴などはググれば一発で出てくるので、

知らない人は是非調べて見てください。

4年前の冬、そんな彼のスタジオに急遽呼ばれ、

当時の同僚のテディーとスタジオに行った時の話を今回は書いてみます。

 

 

当時はまだPRIVILEGEがアメリカではオンラインのみでの展開で、

私とテディーはブルックリンのグリーンポイントにある事務所で仕事をしていた。

今となってはいい思い出だが、テディーとは何十回喧嘩したかわからない。

日本人の感覚でアメリカ人と一緒に仕事をするのは、

正直かなり難しいものだと学んだ期間でもあった。

何故なら互いにとっての”普通”という観念が全くの別物だったからだ。

例えを挙げるならば、まず”時間”に対しての価値観が全く違う。

私はこれを勝手ながらヒップホップタイムと呼んでいるのだが、

待ち合わせ時間にはまず来ない。

少なくとも2時間は多めに見積もった方がいい。

そして遅れてきたことに罪悪感はなくむしろ笑顔でやってくる。

仮にとんでもない遅刻をしても、

 

「ういーっす!おはよー!どんな感じー?」

 

ぐらいの感じだ。

日本人的な感覚からすれば、

 

は?なめてんの?

まず言うことあるだろ?

 

ってな具合だろう。

むしろクビと言われても仕方ない。

だが彼らにとっては大したことではないのだ。

むしろそれぐらいでなんでそんなに怒っているんだ?

 

まあ落ち着けよ。

 

ぐらいのテンションで言われるからさらに腹が立つ。

これは後で教えてもらったことだが、

ニューヨーカーの“今向かっている“は、来ないという意味らしい。

 

なんだよそれ。

 

だったら最初から行けないって言えよって思った。

もちろん今でもいろんな曲面で多々同じ様なことは思うが、

 

もう慣れた。とういか、正直諦めている。

 

そんなことに一々怒っていたら、こっちが疲れるだけだった。

一つの例として挙げたこの感覚の違いだけでも明白だが、

私はテディーと仕事をしたことで、

アメリカ人を少しだが理解できたと思う。

もちろん皆が皆という訳ではなく、傾向としてだけど。

同時に日本人は少し細かすぎるのかもと思う瞬間もあった。

これは人種が違うからこそ受け入れやすいのかもしれないが、

どちらが正しいとかではなく、

価値観の全く違う人間と働くことは、

自分次第では心の面積を広げるいい機会になるとも今は思う。

その土地どちにとっての”普通“があるので、

染まる必要はないけど、理解はするべきだと今は思えます。

 

あくまで今は。ですが。

 

一つ一つアメリカ人の感覚を理解しながら、

私はテディーと2人、ブルックリンの片隅で毎日喜怒哀楽を共にしていた。

いつも通り各自の仕事をしてしていたある日の夕方、

普段あまり鳴らないテディーの携帯が鳴った。

どうやら誰かからテキストが来たらしく、

テディーはじっと携帯を見つめていた。

そしてテディーは机に肘を置き、頭を抱えながら私にこう言った。

 

「KIKI、RAEKWONが俺たちをスタジオに呼んでいる…」

 

え?

急すぎて何を言っているのか理解できなかった。

 

「RAEKWONって、あのRAEKWON?Wu-Tangの?」

 

「そうだ…しかも今から来いって言っている…」

 

「マジで?!やべーじゃん!でも何で?!」

 

「Lafatyetteのとのコラボの案件について話したいらしい」

 

「コラボ!?マジかよ。早く行こーぜ!」

 

「ちょっと待ってくれ…心の準備が必要だ。」

 

テディーはその場で急に立ち上がり深呼吸を始め、

謎にピョンピョンとジャンプし始めて、

その流れで意味不明に腕立て伏せを始めた。

 

何やってんだ?こいつは。と思ったが、

 

よっぽど気が動転していたのだろう。

多分アメリカ人にとってのRAEKWONは、

日本人の私にとってのRAEKWONとは比にならなほどの大物だったのだ。

私からすればこの上ない興奮しかなく、

今すぐ出発したいという気持ちしかなかった。

緊張なんて通り越してアドレナリンが出まくっていた。

一方テディーは片手を腰に当て爪を噛みながら、

独り言をブツブツと言っていた。

 

「よし、KIKI出発だ。準備はいいか?」

 

「いやお前がなwいつでもいいよ。」

 

テディーのワーゲンのセダンに乗り込み、

私たちはRAEKWONのスタジオがあるホーボーケンへ向かった。

事務所のあるブルックリンのグリーンポイントから約1時間強。

帰宅ラッシュの中渋滞をかき分け、テディーは車をぶっ飛ばした。

車内でも落ち着いのないテディー。

信号待ち事に頭を抱え、緊張がひしひしと伝わってくる。

 

「テディー大丈夫だって。いつも通り話せばいいだけだろ。ヘネシーでも買っていくか?」

 

「そうしよう!手土産が必要だ。あぶねー。KIKIいいとこに気づいたな。」

 

「じゃあホーボーケンの適当なリカーショップでヘネシー買って行こうぜ。」

 

「そうだな。それと話し始めが重要だから、今から練習しておこう。」

 

「は?何の練習だよ?」

 

「KIKI、RAEKWONの役をやってくれないか?」

 

「はw?俺も会ったこと無いのに真似しろってことw?」

 

「そうだ。俺が話かけるから自分がRAEKWONだと思って返してくれ。」

 

「何だよそれwまあいいや、それでお前の緊張が解れるならやるよ。」

 

「どうもこんちわ。レイ。元気ですか…?いや、レイは砕けすぎか?こんにちわレイクウォンさん。いや、さんは変か。」

 

何言ってんだこいつわw

もう笑いが止まらなかった。

 

「もういいよw!練習なんてしなくて大丈夫だって。同じ人間だろw」

 

「お前は何でそんな余裕なんだ!?」

 

「全然余裕じゃねーよ!でも元々格が全く違うんだから今更かっこつけてもしかたがねーだろ!大物すぎて逆に緊張しねーよ。」

 

「そうだな。同じ目線で話す必要なんてないよな。大丈夫だ。大丈夫。大丈夫…」

 

こんなどうしようもないやりとりをしているうちに、

いつの間にかトンネルを抜けてホーボーケンに到着した。

ナビが示す目的地はもうすぐそこだった。

高架下の駐車スペースに車を停め、

近くのリカーショップでヘネシーを買った。

 

「よし、これで準備万端だな。テディー、RAEKWONに着いたって電話してよ」

 

「ちょっと待て、その前に腹ごしらえだ。ピザを食わせてくれ。」

 

何で今ピザ食うんだよ。

テディーはリカーショップの数件隣のピザ屋でスライスを買い、

緊張を共に流し込むかの様に一瞬でピザを食っていた。

 

「よし、KIKI行くか。準備はいいか?」

 

「だから、お前がなw」

 

指定された場所へたどり着くとそこは馬鹿でかい倉庫の様な場所だった。

本当にこんなところにスタジオがあるのだろうか。

人の気配もなく、殺風景な工場が密集した様な地域。

テディーは電話をし、着いたことを先方に伝えた。

それから数分後、サングラスをかけた2メートル近い黒人の大男が入り口から出てきた。

 

「テディーか?」

 

「はい、そうです。」

 

「入れ。」

 

ヤベェ。何だこのイカつい大男は。

まるでギャング映画のワンシーンかの様な緊迫感がそこにはあった。

そして入り口を抜けると外観からは見当もつかない光景が広がっていた。

スーパーハイテクの音楽スタジオがアリの巣の様に何個も枝分かれ、

何十名もの多ジャンルのアーティスト達がレコーディングをしている。

通り過ぎる壁にはゴールド、プラチナレコードの功績が飾られ、

今まで足を踏み入れたことのない世界があった。

 

一目瞭然の一流達が集う場所。

 

数々のレコーディングスタジオを抜けて、さらに地下へ下り、

突き当たりにある真っ赤なドアを大男が開けた。

これもまた見たことのない規模のレコーディング機材が導入されたスタジオ。

そこには役7名ほどの黒人達が立っていて、

中央の椅子には明らかなオーラを放つ男が座っていた。

 

RAKWONだ。

 

「お前がテディーか?」

 

「そうです、はじめまして。招待感謝します。」

 

テディーに続いてすかさず挨拶した。

 

「はじめして、KIKIです。」

 

「よく来たな。まあ座ってくれ。」

 

持ってきたヘネシーを渡し、RAEKWONは上機嫌だった。

葉巻をくわえて、早速ヘネシーを開けグラスに注ぐ。

もうカッコ良すぎて私は顔がにやけてしまった。

テディーは股間の前で右手の手首を左手で掴み、

まるでボスの話を聞く子分の様だった。

RAEKWONはコラボをする上での自分の条件をテディーに伝え始めた。

その内容は金額含め明確にはここでは書けないが壮大なものだった。

彼が放つ言葉には世界で脚光を浴びた、

スターにしか感じられない次元の話にも聞こえた。

 

その中に私の中で今でも忘れることのできない一文がある。

 

「俺はブランドの規模やネームバリューで仕事は決めない。もちろん金額でもだ。一緒にビジネスをする上で一番大切なのは”work with right people”(正しい人間と仕事をすること)だ。わかるか?お前らもこれから色んな人間とビジネスをする上でこれだけは覚えておけ。」

 

世界中で売れた彼は恐らく何度も騙され、裏切りもいくつも超えてきたのだろう。

次元の違う経験値から放たれる彼の言葉にはヘビー級の重みがあった。

それから彼は私とテディーをスタジオの隅から隅まで案内してくれ、

最後に3人で一緒にヘネシーを乾杯した。

 

私にとって一生忘れることのない盃の記憶だ。

 

後日、彼は私達のブルックリンの事務所にも足を運んでくれ、

再度企画の話を進めたが、

結果としては残念ながら色々あってこの企画は流れてしまった。

企画自体が流れてしまったことは残念なことだったが、

私個人としてはあの場所で聞けた彼の肉声の重みは今でも自分の中にある。

 

“work with right people“

 

この言葉を今でも新しいことを誰かと始める時にいつも思い出す。

本で読んだことやYouTubeで見たことはすぐ忘れけど、

自分の足で掴んだ経験は中々忘れないものです。

 

今ではSNSの普及で、

世界がより身近に感じる錯覚的な瞬間が多々ある。

会ったこともない知り合いがオンライン上にいたり、

その場所にいなくてもどんな場所なのか見ることも容易で、

その反面、生で触れ合うことの大切さや、

その場所にいないと感じられない事の重要性も薄くなってきている。

携帯一つあれば仕事になってしまう今の時代。

どんどん人間が機械になっていく気がする。

 

出発前の空港の匂いも、

機内の興奮と不安の重なりも、

触れて感じる人の体温も、

行って吸い込む土地の空気も、

異国で受け取る愛情も、

成長に欠かせない栄養素だ。

 

画面では見えないオーガニックなセンスは、

これからどれだけ文明が発展しても人間には必要な物だと思います。

今の効率的でバーチャルな世界でこそ、

便利さを捨ててリアリティーを自分の手で摘むべきだと思う。

 

そこにあなたの人間性が宿るはずだから。

 

SNSは暇つぶし。

インスタ映えとかファックでいいです。

 

経験こそ本当の財産。

加工なしのノンフィルターな経験は、

作り出されたエンターテイメントより、

よっぽど素敵だと私は思います。

 

若者は迷わず世界へ飛んでください。

感受性が豊かなうちに。

 

大丈夫。

 

絶対どうにかなるから。

 

You should trust yourself.

 

 

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JAY-Zの再来?!

21st Sep 2020 by

どうも、A-KILLAです。

今日は最近繋がったやばい新人の話。

そいつは知る人ぞ知るアーティストで数年のキャリアはあれど、まだまだこれからに期待できそうな若手

何がヤバいってその曲、フロウ、容姿、声、その全てがHIPHOPの帝王であるJAY-Zに酷似してる!

しかも地元はJIGGAと同じBROOKLYN

もちろん、BROOKLYNが地元であろうとなかろうと多くのラッパー達がJAY-Zに影響を受けて育ってきていることは間違いないけど、ここまで似るのも凄い話

きっかけになった曲は去年の10月にリリースした一曲

それが今になって話題沸騰

言ってみれば瑛人君の『香水』みたいなバズり方

さぁ、それでは聴いていただきましょう

H-D

GHETTO SUNDAY

いかがでしたか???

もうね、目をつぶって聞いたらまんま。

俺が繋がったのは最近なんだけど前から気にはなっていて世間はもっと前から注目していた様子。

なんなら顔までJAY-Zに見えてきたww

そんなこんなで話題のH-D、ご紹介したMVは500万回再生にも手が届きそうなほどの閲覧数

さてそんなH-D、次のMVなど色々なとこでLafayette着用してくれています

その他にも自身のIGでUPしてくれています。

BROOKLYNは最近更に勢いを増して才能を輩出していますね

POP SMOKE,LIL TJAY,FIVIO FOREIGN,SWIPEY,H-D,22GZ,SHEFF G

時代も回りまわって筋金入りのGANGSTAラッパー勢揃いで個人的にはワクワクしております

H-Dの場合、TRAPもDRILLも歌うけど基本は大事にしているところが気に入っています。

今の時代、イナタく古臭いながらもTHEヒップホップを奏でるH-Dには早くも王者の風格すら感じます。

では最後に本家JAY-Zの、誰も文句の言えないこちらでお別れです

出身も育ちも同じで出身地の服を纏って出身地のど真ん中、出身地のチームの中で出身地の名前を叫んで

オーディエンスから叫ばれる人はなかなかいないでしょうww

ヤンキースのハットにヤンキースのスタジャンにティンバー

永遠の三種の神器

 

 

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