I am KIKI humanmonochrome
6th Aug 2015 by KIKI
一回目の投稿なので、自己紹介から書こうと思う。
KIKI humanmonochrome
Photographer / Movie Directer
20歳の時、大学を辞めてニューヨークに居住した。
それから4年間、ニューヨークでの学生生活を送った。
学生のときに写真を撮り始め、その後アメリカを離れヨーロッパに向かった。
全然売れなかったけど路上で写真を売ったりしながら、陸路でヨーロッパ大陸を廻った。
船で大陸を跨ぎ最終的にエジプトに行き着いた。
正直何も考えていなかったし、気持ちだけで何でもできる気でいたと思う。
結局当たり前のように何もできなかったわけなんだけど。
精神的にも哲学的にもここが今の自分を形成するベースになったポイントだったと思う。
日本までの帰路に飛行機から見た東シベリア海は、地球みたいだった。
日本に帰国してすぐに地震が起きた。
街中が復旧してきた頃、東南アジアに向かった。
フィルムカメラだけ持ってただ何をするわけでもなく、とにかく歩いていた気がする。
売春、子供、セックス、白人、おっさん、おかま、HIV……かなり狂っていた。
吐き気がするような事が毎日目の前にあった。
タイからカンボジア、ベトナム、ラオスを陸路で廻りながら、タイに戻り帰国した。
孤児院の子供達に胸を抉られ、久々に嗚咽が出るくらい涙が出た。
アジアから帰国してすぐに、次はベルリンに向かった。
ロンドンとスイスには立ち寄ったが、約2ヶ月間ベルリンのギャラリーで働かせてもらった。
アートとドラッグが毎晩若者を狂気に導いていた。
人も街もとにかくなんでもかっこ良く見えた。
冷たくて、凶暴で、真っ白だった。
個人的にはニューヨークよりも刺激を受けたと思う。
今自分が写真を撮れているのは、間違えなくこの旅で出会った仲間達のおかげでもある。
ヨーロッパから帰国後、日本で仕事を受け始めた。
ノーギャラの仕事から始まり、少しずつギャラがもらえるようになり、やがてLafayette CEO Mr JUNに出会った。
仙台のBlack StoreとLafayetteのコラボレーションTEEの写真を提供した作品が、初めてのLafayetteとの仕事となった。
それから現在のPRIVILEGE原宿のオープン前に行われた、”UNKNOWN”という合同個展への誘いをもらう。
2013年には、Lafayette秋冬のNYC撮影に同行することになり、LOOKBOOK撮影背景の動画を撮影させてもらった。
Danny Steezyと出会ったのはこの時が初めて。彼も相当狂ってるけど、すごく興味深い人間だった。
また改めて彼との撮影背景なども書いてみたいと思う。
そして2014年の春夏からは現在に至るまで、LafayetteのLOOKBOOKを撮らせてもらっている。
今週土曜からドロップされる2015 A/WのゲストモデルはCJ FLY from Pro Era 47
Lafayetteと仕事をさせてもらう上で、NYでのつながりもたくさん増えた。
NYでアーティストと繋がっていく経緯や、撮影背景に隠れている背景なども書いていこうと思う。
暇な時にでも読んでもらえればと思う。
keep it real
KIKI humanmonochrome