JOKER
11th Aug 2020 by TANA
いつからだろうか?
勧善懲悪の物語が、とても陳腐に思えてならない。
理想的で感動的で、求められるがままの予想通りの結末。
そんなお約束なモノより、脳天に電流が走るような衝撃的な結末を見たい。
そんなわけで、久々に出会えた感動?的な映画。
「JOKER」
ちょっと前の作品ですが、家でじっくり観させていただきました。
自分の中で前作、故ヒース・レジャーのインパクトを引きずっている部分もあるが
今作のジョーカー役のホアキン・フェニックスの醸す雰囲気も一段と狂気を感じさせる。
初見の感想は正義など微塵もなく徹頭徹尾、ジョーカーの陰鬱した心情を描いたストーリーでした。
ただラストシーンが妙なひっかかりを感じさせる終わり方で、気になったので考察をググってみた。
やられましたね…
作品そのものをひっくり返すオチで、なんともJOKERらしい結末。
監督も明言されている通り、ジョーカーがほんとに笑っているのは、ラストシーンだけなんですね。
これを超える結末はしばらく出会えなそうです。