逆イールド
16th Aug 2019 by BEN
おととい夜に逆イールドのニュースが駆け巡りましたね。。
これを受けてNYダウが前日の終値から800ドル下落(-3.05%)し、今年最大の下げ幅を記録。
トランプさんがtwitterで吠えまくってますね。。
アメリカの話ではありますが、これでいよいよリセッション(景気後退)へ向けて進んでいることに信ぴょう性が出てきてしまいました。
端的に言うと、景気後退局面を1年から2年以内に迎える可能性が高まった、そのシグナルが出ましたよということ。
逆イールドとは、金融不安や政策変動により短期金利が急騰して、長期金利を上回った状態のことを指します。
通常の債券市場では、残存期間が長くなるほどその分リスクを伴うため、長期金利は短期金利よりも高くなりますが、様々な要因が生じて遠い将来より近い将来のほうがリスクが高くなるとマーケットが予測した時には、長期と短期の金利が逆転します。
まぁ要するに、普段起きない稀な現象が数値として表れて、その将来不安から世界的に株が売られたということ。
過去3回にわたって逆イールド発生から不況へとシフトしているのは明らかなので、アノマリーとは違って相関関係は高いはず。
ただポイントはすぐにリセッションしていない点。
リーマンショック時のグラフですが、最初の逆イールド発生から景気後退に入るまでに24か月かかり、その間に30%以上ダウ平均が上昇していたそう。
となると、リセッション開始までにダウ平均は3万2500ドル以上を目指すことになります。
信じるか信じないかはあなた次第です
BEN