VISITED – CORON CACTUS – by NDEMN
24th Jan 2018 by JUNPEI
2017年中に行きたいと思っていたのですが、限られた開園日とタイミングが合わず、今年ようやく念願の来園が叶いました。
三重県は四日市に位置するCORON CACTUSさん。
30代という業界内で異例の若いオーナーの方で、キャリアと情熱が相当なものだというのがひしひしと伝わり、日本のサボテン園芸界の明日を担う若手筆頭と目されています。
コロンカクタスさんはただのサボテン園ではなく、生物を遺伝的に改良し新品種育成をする、「育種」に力を入れられています。
専門的な知識と高い技術に歴史の認識、そして「美学」が必要になり、サボテン園芸というものの将来を見据える先見性を持たれています。
現在進行形でシーンの中枢を担っていくであろう方の場所という事ですごく気になっていて、ちょっとしたファン心理のようなものでした。
当日はたくさんの方が訪れていて子連れのファミリーから若い方からベテランの方々、自分のように遠方から目がけて来ていた方などで賑わっていて、あんなに活気のある所は珍しいなと驚きました。
オーナーの芳山さんの人柄と情熱が大勢の人を惹きつけているんだなと納得。
そんなコロンカクタスさんの風景の一部をご紹介します。
分厚い氷が張っていて、小さい子が割って遊んでいました。
アロエも色々なものがあります。
根部が大きくなる塊根植物、コーデックスと呼ばれるジャンル。これで植物なんです。
冬の温室の風景。
春の訪れを察知しているよう。
カクタスライフが始まってから、季節の小さな移り変わりを気づけるようになりました。
すごい造形。芳山さんの手によるものかもしれません。
上が大きくなってから、下がこどもです。
発芽して間もない小さいもの。ここで見るこの風景はちょっと特別です。
とても楽しませてもらい、この後三重シャボテン協会の新年会ギリギリの時間まで居てしまいした。
楽に通える距離の方達がうらやましいですねw
すでにカクタスに触れている人、ちょっと興味が出てきた人はコロンカクタスさんのインスタをフォローしてみてください。
日々の管理の事といったことや、日本の「サボテン園芸」の奥深さに少し触れられるプロフェッショナルによる貴重な機会になると思います。
日本のカクタスシーンの事は昔は書籍がたくさん出ていたようですが、この数十年はそういったものは少なく、そもそも話で伝わる職人と同じ「口伝」の世界。
「古き良き」や「侘び寂び」、「粋」。
そういったクラシックな「芸の文化」を、育種というイノベーションを起こしながら現代に少しずつ伝える事もできる稀有な方です。
訪問希望の方は開園日をインスタでチェックしてスケジュールを調整してください。
きっと行けて良かったと思えるはずです。
CORON CACTUS
090-3446-5065
作家でシャボテン研究家だった龍胆寺 雄氏はシャボテンから「荒涼の美学と殺伐の哲学」を読み取ったという。
ちょっと変な話に聞こえるかもしれませんが、個人的にカクタスライフはHIP HOPで、音と世界観でいうとTHA BLUE HERBなんです。
– CACTUS TOUR Blog –
・カクタス キキ 長野 kiki.ocnk.net
・copiapoa 静岡 copiapoa.jp
・廣仙園 滋賀 kohsen-en.sakura.ne.jp
・CORON CACTUS 三重 facebook.com/coroncactus
・三河サボテン園 愛知 mikawasabo.web.fc2.com
NDEMN