Vote…
9th Jul 2016 by BEN
奇しくもVoteネタが連荘になってしまいますが。。
選挙権年齢が18歳以上に引き下げられて初の選挙が今回の参院選。
若者の投票率をたかめましょう、だけだと面白くないので少し脱線。
前回の記事で触れたBrexit（ブレグジット）。
イギリスの国民投票の中身が判明するにつれて、日本で行われたある住民投票を思い出す人も多かったのでは。
大阪都構想の住民投票。僅差で大阪都構想は廃案となりました。
国民の意見を大きく分ける議論という点、結果が僅差だったという点、そしてなにより類似性を感じたのは、ＥＵ離脱派と都構想反対派の支持層にあります。
ＥＵ離脱決定後に結構ネットで記事になったりしていたのでご存知の方も多いかと思いますが、ＥＵ離脱派の支持層は高齢者によって支えられました。
貧困層と富裕層、地方と都市、などの対比もありますがそこは今回は割愛で。
若者 対 高齢者の図式こそが大阪で行われた住民投票を想起させるものでした。
未来を本気で憂う若者より、人口が多く投票率も高い高齢者の意思が反映されてしまうことは、民主主義の枠組みの中にある国民投票自体への懐疑まで噴出してしまうほど大きな出来事でした。
憲法の問題、社会保障、経済対策、財政立て直し、山ほどある課題を前にして、自分自身の明るい未来に繋がる道を本気で考えて支持政党を決めることが、この国を動かす第一歩へ。ポピュリズムによる扇動が一番の大敵。
扇動と先導をよく見極めて、若いパワーを国政に反映させていきたいですね。
BEN
