Profile of Buddy #003
20th Mar 2020 by A-TOY
第3回目に紹介するBuddyは、この方。
湘南生まれのフォトグラファー。
「SOHEI TAKAHASHI」。
Profile of Buddy #03
Mr.SOHEI TAKAHASHI
職業:カメラマン
鎌倉出身
10代の頃にカメラマンの祖父の影響でカメラを触り始める。
祖父から譲り受けた60年代のフィルムカメラ”Nikomart”のシャッターを手探りで切り続け、
そのスタートは、常に身近にあった自然豊かな鎌倉の海、山、森にフォーカスをあてていった。
二十歳の時に、そのアナログカメラと大量のフィルムを持ち、太平洋に浮かぶ南の島”ロタ島”に長期滞在し、
空と海のある風景、自然と共存する喜びを写し出すことを学んでいった。
そこから人の心に灯される温かいあかりのような写真をテーマに撮り続け、 現在は地元湘南を始めとし、
オーストラリアやニュージーランドなど 国内外問わず活動し、カフェやギャラリーに作品を展示している。
また、アーティストのポートレートからサーフィンの撮影などマルチに活動するフリーランスフォトグラファー。
web : www.soheitakahashi.com
Instagram : @miles_beach
記憶が確かではないが、彼と初めて出会ったのはLafayette Fujisawaのお店をオープンする少し前。
2000年代初め頃だったかな。
当時、Lafayetteの近くに位置するマタリビルの地下に伝説のCLUBがあった。
その名も「QUEENS」。
藤沢、鎌倉、辻堂、茅ヶ崎辺りのストリートで過ごしていた若者は誰もが知っているCLUB。
バンドマン、ラッパー、シンガー、DJ、レゲエセレクターなど地元のミュージシャンの登竜門的な場所だった。
今やメジャーで活動している鎌倉・藤沢を拠点に活動していた「湘南乃風」もQUEENSの常連。
LafayetteでサポートしているMoomin/山嵐/サイプレス上野などもよく出没していた。
QUEENSがあった頃の藤沢は「古着の街」のイメージが強く、イケてる古着屋が沢山あった。
自分が常連だった古着屋のスタッフたちもQUUENSに入り浸ってた。
藤沢南口の超重要スポット”QUEENS”に集まる人達は皆”イケてる輩達”だった。
当時、自分もBANDを組んでいたので仲間のSHOWを見に行ったりとQUEENSには頻繁に足を運んでいた。
そこでスタッフとして働いていた笑顔が素敵な好青年がSOHEIだ。
彼も別でBANDを組んでいたり、出身が自分と同じ「七里ヶ浜」ということで直ぐに意気投合。
いつからか彼はカメラの魅力に引かれ、カメラマンの道を目指す事に。
初期のLafayette周年パーティーのオフィシャルカメラマンを彼に頼んでいたのも今では懐かしい。
20代の頃に彼は海外を渡り歩き、オーストラリアやニュージーランドに長期でロングステイ。
photo by SOHEI TAKAHASHI
マーケットが盛んな国で彼が感じたインスピレーション。
ローカルマーケットに出会い、魅力を感じたという。
帰国後、彼はスタッフとしても働く地元の名店「FREE CULTURE」にマーケットの企画を持ち掛けた。
そう、MARKESTAのルーツはコレがキッカケだった。
記念すべきMARKESTAの第一回目、自分は出店者としてSOHEIから誘われた。
当初は「FREE CULTURE」で規模も小さく開かれていたが、初めからクオリティが高く出店者の意識も高かった。
あっという間にMARKESTAの話は口コミで広がり、
2017年3月、茅ケ崎市内のビンテージ家具店「MAR-VISTA GARDEN」で開催することに。
この頃を機に自分もMARKESTAの企画/運営側に入ることになる。
大盛況で終えた「MAR-VISTA GARDEN」のMARKESTAの数日後、
あの「QUEENS」を経営していたマタリビルのオーナー大介くんが
「企画が素晴らしい。街を盛り上げてほしい」
と自分達に「らんぶる街」での開催を持ち掛けてくれた。
2018年4月からは会場を藤沢駅南口のらんぶる商店街へと移した。
2020年3月15日。
らんぶる街で5回目の開催になる予定だった「MARKESTA on らんぶる街」。
こんな状況だからこそ何か出来ないか考えた。
来た人全員が笑顔で楽しめる空間。
本来のMARKESTAの意義とは何だろう。
中止になった現在も答えは分からない。
残念ながら今回は中止になってしまったが、近いうちにリベンジしてみせたい。
今はインプットする時期かと思い、次の企画を考えている。
A-TOY