HISTORY OF Lafayettecrew 2010~2015

26th Jun 2020 by

「Lafayettecrew」

前回までのおさらいはこちらで。

今までのLafayettecrewの繋がり・連鎖からリアルなストリートスタイルが生み出されていくことになる。

それに裏付けされた独自のアイデンティティを国内・世界へと発信していくようになる。

 

 

 

2010年、会社としても大きなターニングポイントとなる年だ。

設立当初からのひとつの目標であった東京・渋谷にフラッグショップを持つことになる。

Lafayettecrewの最重要人物であるDJ CLARK KENTにより、その名は「PRIVILEGE」=「特権」と名付けられる。

Lafayetteをはじめ、海外との交流で得た他では見ることのできないエクスクルーシブなSTREETブランドを展開。

人・情報・カルチャーが多く集まる交流の場としての「SHOPの在り方」を提案。

同時にブランド「PRIVILEGE」としても展開していくことになる。

 

この年の年末には「PRIVILEGE NIIGATA」をオープン。

関東以外の場所に初めて支店を持つようになる。

信頼できるLafayettecrewが北陸・信越地方にも増えていった。

 

また2010AWコレクションではKKOKとのコラボレーションを発表。

Lafayette発となるFOOT WEARのリリースとなり、注目度は高かった。

発売前から各種メディアでも取り上げられ、瞬く間に即完売したのを覚えている。

 

 

 

2011年、ブランドのLOOK BOOKにHIPHOPレジェンド「PETE ROCK」を起用。

A-KILLAのブログにもあったが「HIPHOP CLASSICを作った立役者」である。

PETE ROCKの起用は90年代HIP HOPのベテランから当時のシーンを担うキーマン達に

Lafayetteの名を轟かせることになる。

 

世界的にも有名なカメラマン、JONATHAN MANNIONによる撮影のLOOKBOOKもこの年だ。

HIP HOPの黄金期に多くの作品を撮りおろしてきたJONATHAN MANNION。

当時も蒼々たるセレブリティーの写真を撮りおろし、

アメリカの音楽業界・スポーツ業界において確固たる地位を築き上げてい­た。

そしてこの大御所PETE ROCKやJONATHAN MANNIONの抜擢もDJ CLARK KENTがキッカケだった。

 

 

 

2012年、ストリートブランドの大御所「STUSSY」とのコラボレーションを発表。

前述のカメラマンJONATHAN MANNIONとCLARK KENTとの4ネームコラボ。

世界基準で活躍を見せる4者により発信されたアイテムはまさに「WORLD WIDE」の名にふさわしい仕上がりに。

この世界的なストリートブランド「STUSSY」とのコラボは

Lafayetteというブランドのスタンスを確立させるためにも良い経験になった。

話題性の高いコラボレーションでブランドの認知度も一気にアップした。

またJONATHAN MANNIONのPHOTO EXHIBITIONを東京にて開催。

 

この年には同じくストリートを牽引する「STAPLE」とのカプセルコレクションを発表。

NIKE,POLO,APPLEなどビッグクライアントを持つ、言わずと知れたJeff Stapleのアパレルブランド。

NYはアスタープレイスにあるアラモをモチーフにした総柄パターンは

今までにないアーバンかつストリートなスタイルでブランドとしても新たな見せ方だった。

 

今は無き藤沢の老舗クラブ「F.A.P」でこんなプロモーションビデオも作成した。

地元湘南のラッパー・バンド・DJによる小さなクラブで無観客のライブパフォーマンス企画。

今思えば、既にこの時に「タイニー・デスク・コンサート」的な要素を揃えて仕掛けていた。

 

 

 

2013年、記念すべき10周年となったこの年には盛りだくさんな内容だった。

10周年イベントは3ヶ月にわたり自分達のゆかりがある3ヶ所で開催。

 

自分達のパーティーの原点「江の島オッパーラ」

 

今は無き横浜のデカ箱「BAY SIDE YOKOHAMA」

 

トリのFINALは「YOKOHAMA BAY HALL」にてLafayettecrewオールスターが集まった。

 

DJ CLARK KENT、MIGHTY CROWN、オジロザウルス、サイプレス上野とロベルト吉野を始め

地元藤沢からDINARY DELTA FORCEやBLAHRMYなどのD.L.I.P勢

当時のスタッフin-dが所属のまだ無名だったTHE OTOGIBANASHI’Sも出演。

今まで築き上げた仲間たちLafayettecrewが10周年に華を添えてくれた。

 

10年の間に日本全国を巡っては、地方でもLafayettecrewという「繋がり」を大事にしてきた。

そして、杜の都・仙台に「PRIVILEGE SENDAI」をオープン。

信頼できるLafayettecrewが東北地方にも増えていった。

 

同年9月には「PRIVILEGE NAGOYA」をオープン。

信頼できるLafayettecrewが東海地方にも増えていった。

 

念願であるNEWYORKにも拠点が出来たのも2010年だった。

BROOKLYNにオフィスを構えることになり、直でNEWYORKの空気感を伝える事が出来るようになった。

 

そして更なるステップアップとして「PRIVILEGE TOKYO」が渋谷から原宿に移転。

スペースも拡大しDJ BOOTHを常備、人と人がリンクできるような場所を目指すことになる。

 

またW-BASEとのコラボでブランド初となる自転車「CITY EXPLORER」の発売もこの年だ。

W-BASE、DURCUS ONEと共同開発したストリートに重点をおいた26inchのCRUISER BIKE。

 

 

 

2014年、90年代のストリートアートやファッションシーンを築き上げた

第一人者「STASH」とのカプセルコレクションを発表。

自分達がストリートスタイルに影響を受けたブランドの一つ『SUBWARE』の創始者、

グラフィティ界のレジェンドでもある「STASH」とのコラボは格別だった。

 

2004年の横浜店オープンよりちょうど10年目の2014年4月。

「Lafayette Yokohama」が念願の路面店に。

新たなコンセプトの元、内装や商品ラインナップ等も拘り抜き進化した店舗になった。

 

Lafayetteの本拠地でもあるLafayette FUJISAWA企画で「goody goody」というPARTYが始まった。

ジャンルや形態の垣根を越えたバンド主体のアットホームなイベントとして確立していった。

地元の音楽アーティストをフックアップし、地域の活性化に貢献していこうという考えになったのもこの頃から。

 

 

 

2015年、横浜VIVREにて「LFYT SPORT by Lafayette」をオープン。

スポーツカジュアルをベースにライフスタイルを提案するセレクトショップという新しい試みになった。

 

DEADLINEとのカプセルコレクションを発表。

A$AP ROCKYの従姉妹である、ラッパーのA$AP NASTをモデルに抜擢。

 

PRIVILEGEの5周年パーティーを代官山AIRにて開催。

会場は満員御礼でPRIVILEGEとしてのプロップスも確信した。

 

ブランドを続けていく中で、国内・海外で色々な経験をしてきた。

時には海外で飯も食わずに朝から晩まで買い付けした。

ゼロから自分達でデザインしてアイテムを作ったりした。

右も左もわからないままパーティーを主催し朝まで飲みあかした。

業者や企業とのやり取りも不慣れながらもそれっぽくやってきた。

個性豊かなスタッフと仕事をしてきて信頼関係を築いてきた。

色々なお客様と出会い、色々なサービスを提供してきた。

 

現場で培ってきたストリートコネクションを武器に。

トライアンドエラーしながら、DIY精神で全てをこなしてきた自信。

それと同時に豊富な知識を得て、昔では考えられない繋がりも増えた。

「Lafayettecrew」

自分達だけでは成り立たない「CREW」という集合体。

この繋がりは年数を重ねていく内に確実に巨大なCREWとなっていった。

 

 

 

~続く~

 

 

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