TAG : 人口減少問題

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移民問題について考える

6th Sep 2015 by

imin1

ここ最近、イスラム国の支配地域国を含めた中東やアフリカから多くの難民がヨーロッパ圏内へ大移動していますね。シリアの小さな男の子が密入国する際に地中海で命を落とし、トルコの海岸に打ち上げられた写真はとても衝撃的で、あっという間に世界中に広まり、英国の移民政策の方針を変化させてしまうほどインパクトがありました。

多くのSNSを介して、昔から表面化していた既存の社会問題を、より多くの国々へ、そして国民レベルから首脳レベルまで広く届けられ問題提起を促したという点で、悲劇的な写真ではありますが、とても意味のある一枚でした。

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ヨーロッパの移民政策は国によってまちまちですが、やはり人口減少、少子高齢化は先進国共通の社会問題であり、生産年齢人口の確保という意味で移民受け入れ策は有効であるものの、色々な社会問題を引き起こすことも事実。宗教の問題、多文化多人種の問題、貧困・格差の問題、これらが元に起こる治安の低下、テロ発生のリスクなどが挙げられます。

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なによりも宗教の違いが根源にあり、その高い出生率から移民系の人口が増大して数十年経てばヨーロッパ圏内はあっという間にイスラム教がマジョリティに。。。生粋の自国民の方が少ないコミュニティが増え、元々の国家のアイデンティティーを喪失ともなり兼ねません。

日本の移民対策はどうなのか?

正直あまり知りませんでしたが、安倍さんは限定的にですが移民政策も検討しているようですね。ただまだまだ検討段階。少子高齢化対策と併せて本格的に考えないとマズそう。。

syusei

とくに出生率を維持するための施策はもっと多方面から手厚くするべきで、このままだと社会保障制度の破たんは間違いなくやってくるでしょう。人口減少時代の問題は根深く、そこから派生する社会問題は多岐にわたります。不動産、空き家問題なんかも関連しますが、それはまたの機会に改めて。

今回の一枚の写真から、基本的人権の保護という観点で移民対策への考え方に少しでも影響が出れば、日本国での世論にも新しい風が吹くかもしれません。

BEN

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