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青春の異端児
21st Dec 2020 by A-KILLA
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どうも、A-KILLAです
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今でこそファッションアイコンやデザイナー、または歌手として多方面で活躍する機会が広がったNBA選手
でもその間口をこじ開けたのは紛れもなくこの人
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『ALLEN IVERSON』
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父親が犯罪で捕まり極貧の幼少期を経験し、大学に入るまでにはアメフトとバスケの二種目でMVPに選ばれるも進学目前で人種差別に起因した乱闘騒ぎで無実の罪を着させられ
数か月服役するも恩赦で釈放され、大学では新人王を一年目で獲得し全米に名を轟かせる最優秀選手としてNBA入り
そこからはもう周知の通り、生きる伝説と言わせるほどの数々の記録を打ち立てました
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ルーキー時代にはJORDANにタイマンで抜き去るなど大物にも物怖じしないまさに命知らずな面も注目の一つ
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あとはやっぱり彼のファッション
当時はスポーツ界でいわゆるB-BOYスタイルは会場内ではまだそこまで定着しておらずあのJORDANも
会見などではスーツで臨んでいたため正装が当たり前になっていました
それが90年代後半から2000年代にはいるにつれて世の中でのHIPHOPの認知度や立ち位置が上がり選手達も徐々に
ストリートスタイル(簡単に言えば一番ぽい格好)を正装として公式の場にも取り入れるようになります
そこで更なる波を作ったのがIVERSON
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ジュエリーにオーバーサイズ、タトゥーにドゥーラグ
オンコートでもヘッドバンダナや特注のリストバンドとフィンガーバンド、コーンロウでオーバーサイズ
当時のNBAの中でも一際異彩を放つ異端児として注目されていました。
結果大多数の若手選手を筆頭にNBA全体、更には他ジャンルのスポーツ界や芸能人にまで影響を及ぼし
皆がIVERSONスタイルを真似し始め2005年には余りにも広がりすぎたのか、NBAがHIPHOPスタイルでの会場入りを禁止にする事態にまで発展
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更にIVERSONは一時期毎試合前に罰金を払ってから試合に臨んでいたこともありました
理由はショーツの長さ
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当時のNBAでは膝下まであるショーツは禁止とされており、IVERSONはオーバーサイズで着用していたため罰金対象になっていました
それでもIVERSONはNBAの規定に反発し続け、『自分にとって着心地の良いものを着ているだけだと』スタイルを変えませんでした
シーズンの途中でケガをしたり家庭の問題で結果が思うように奮わず低迷したこともありましたが年を重ねるごとにチームやシーンからの支持は
年々大きくなり、チームを変え国を越えバスケを続け2013年に正式に引退した時も大歓声の中迎えられ彼の功績が如何に偉大だったかを世界に示しました。
そして2014年には古巣76ersの永久欠番『3』を、そして2016年には殿堂入りを果たし名実共に最高のプレイヤーになりました
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結局のところ何が言いたいって
自分の人生に大きく影響を及ぼした人の存在はとてつもなくデカいんだなと。
自分を貫くだけでなくて、その中で成長しながらオトナになってキチンと認められること
まさにストリートライフなIVERSON
こんな世の中だからこそ、ポジティブを武器に強くありつつづけたいですね
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